「私が人生で二人目の彼女というのは聞いていたけど、お付き合いがはじまってもなかなか手を伸ばしてこなかった彼氏。
私のほうは、奥手な人だから仕方ないよねと思っていて、手をつないだり腕を組んだり、最初のキスも私からでした。
『触れてもいいよ』のサインのつもりで、彼氏はちゃんと応えてくれるのですが“そこから先”の雰囲気になるとぴたっと手を止めるのが不満で。
無理にやめているというか、私からの言葉を待っている感じがしたので『もしかして我慢しているの?』と聞いたら『そうじゃないよ』と返すけど、じゃあどうして進まないの? って思いますよね。
それからもスキンシップをしかけるのは私ばかり、彼氏は応えるけど肝心な場面になると途端に手が止まることが続き、いい加減ストレスが溜まって『いつまでも受け身でいられたら私もしんどいのだけど』と本音を伝えました。
彼氏は黙ってしまったけど、私にばかりリードを任せるって無責任な気がするんですよね。
その日以来いっさい手を伸ばさないようにしたら、彼氏のほうから少しずつ触れてくるようになりました。
受け身を許し続けると、ほかのところでも悪い影響が出るかも、と思います」(29歳/営業)
自分からスキンシップを求めることの不安が、「彼女が何とかしてくれる」にすり替わるのは問題です。
愛情の確認はふたりの気持ちが同じだとわかるから幸せなのであって、片方にリードを丸投げするのはただの甘え。
奥手だからこそ、みずから求める・与える勇気を持つのが愛情です。