いいなと思う人ができたけれど、友人に話すとおかしな噂があったり敬遠されていたり、「あの人はやめておいたほうがいいよ」と言われると気持ちが揺れますよね。
誰を好きになるかはもちろん自分で決めることですが、周りから止められるのはそれなりの理由があるのも事実です。
周囲の反対を押し切ってお付き合いした人たちに、どんな交際だったのかリアルを聞いてみました。
「友人たちの間でいわゆる“メンヘラ”と陰で言われる女友達がいたのですが、俺とは共通の趣味があっていつも話が盛り上がるし、食事に行けば礼儀正しくお礼を口にする姿も好きで、付き合いたいなと思っていました。
仲良くしていることを知った周りからは『やめとけよ』『大変だぞ』と言われたけど、そのときは俺しか知らない彼女のいいところがあるんだ、と思い込んでいて無視していましたね。
自然と付き合う感じになり、最初は幸せだったけど、ケンカすると元彼の話がよく出るようになって。
名前は出ないけど『あなたもあいつと同じだ!』とか言われるとカチンとくるし、無視していたら今度は『捨てないで』と泣きながら家まで押しかけるし、友人たちが“メンヘラ”って言うのはこういうことか、と改めてわかりました。
親友にやっと彼女のことを相談したときに知ったのは、友人のなかに彼女の元彼がいて、散々振り回されて大変だったし別れた後で彼女が周りに悪口を言っていたこと。
そういえばその友人が落ち込んでいたときがあったと思い出し、『だからやめとけって言ったじゃないか』と親友にはため息をつかれました。
以前は彼女をかばいたい気持ちがあって聞いていなかったけど、友人たちは『ひどい目にあったやつがいる』って確かに言っていたんですよね。
あのとき、ちゃんと話を聞いておけばよかったなと思います。
彼女のことはまだ好きで付き合っていますが、友人たちから応援されないうえにちょっと距離を置かれていて、これからどうすればいいのか、悩んでいます」(26歳/セールス)
好きになった人を周囲が良く思っていなければ、反発するのは当然といえます。
でも、いざ付き合ってみてその理由がわかると、みんなの声に耳を傾けなかった自分を後悔するのもよくあることです。
大事なのは今後をどうするかで、何より自分が納得できる選択ができればいいなと思います。