「彼は大学の2つ下の後輩で在学中に付き合い、私が先に就職してからも関係は続いていました。

社会人と学生のときには何度も考えの相違や、時間のすれ違いなどで別れの危機があったものの、ケンカの度に何度も話し合って乗り越えてきました。

大学は東京で私の就職先も東京、彼も東京で就職すると思っていたのに、何の相談もなしに決めたのは彼の地元である東北でした。

なぜ事前に相談してくれなかったのかとケンカになり、一度は別れる覚悟をしたんですが、彼が別れたくないと言ってくれたので、遠距離になりました。

遠距離期間は彼が東京に来るばかりで。唯一、私が数回行ったときには実家暮らしだと聞いていたのに駅近くのホテルに泊まり、彼の両親に挨拶さえさせてくれなくて。

実家に行けない理由として、彼は『母親が気難しくて面倒な人』とのこと。私はそれを鵜呑みにして、触れることはしませんでした。

そんな中でコロナ禍に入り、なかなか会えなくなったところで『遠距離が辛いから』とフラれました。

地元に呼んでもくれなかったくせに『東京で伸び伸びと仕事してください』と最後に言われて……。

そこからなかなか諦めることができずに彼のSNSを日々チェックしていると彼の友人関係から彼が結婚したことが発覚しました。相手は同じ地元の高校の同級生のようです。

どう考えても私と付き合っていた期間と被っている……。今は暴露したい気持ちでいっぱいです」(27歳/広告)

彼女は別れる数か月前から被っている証拠を見つけたと言っていますが、もしかしたら地元に戻ると決めた時点でその結婚相手の存在はあった可能性もあります。

「東京で伸び伸び」は自分の仕事がうまくいっていないことの腹いせか、自分に従順な女性が好きだったという表現なのか……。

何の相談もせずに遠距離を選ぶような男性と一緒になっても、きっと幸せにはなれなかったのではないでしょうか。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。