「サークルで知り合った年下の男性を好きになったのですが、年齢差に引け目を感じるのかいつも敬語は当たり前、サークル後に食事に誘っても『ついていきます』という感じで、窮屈さがありました。
『普通にしてね』と言っても一向に変わらないし、彼から距離を縮めてくる気配もないし、関係をどう進めればいいか悩みましたね。
年下の彼氏がいる友人に相談したら、『頼ってみて、それに感謝するのを続けていたら打ち解けてくれるよ』と言われ、私もやってみることに。
彼はミステリー小説をよく読むと聞いていたので、おすすめを教えてもらったり食事に行くお店を彼に決めてもらったり、いろいろと“お願いごと”をしました。
『この間はおすすめの本を教えてくれてありがとう、こういうところが面白かった』
『あなたが連れていってくれたお店、本当に美味しかったね。ありがとう』
と毎回しっかりお礼を伝えていたら、彼が笑顔になることが増えてうれしかったです。
デートでは彼の行きつけの本屋に行ったり、インターネットで見て彼が行きたいと言うお店に足を運んだり、彼がリラックスできる時間を考えて過ごしていたのもよかったと思います。
彼の好きな魚介料理が食べられる居酒屋に行った帰り、はじめて彼から『今日も本当に楽しかった。いつもありがとう』とリラックスした感じで言われ、ドキッとしました。
いつもは緊張して高めの声だったし、彼から近づいてくれたと実感するとまた好きな気持ちが加速しますね」(28歳/小売業)
こちらから積極的に関わることで心を開いてほしいと思うのは、前向きなコミュニケーションといえます。
でも、先回りしてばかりだと相手はいつまでも自分の素を出すきっかけがなく、距離を縮める場面も訪れないもの。
頼ることは「信じてもらえる自分」を見ること、それがリラックスにつながるのですね。