他の家の子に渡す場合

「私の弟の娘が4歳、夫の姉の子どもたちが3人が皆5歳以下です。未就学児の子には一律で500円玉をポチ袋に入れて渡しています。

夫はきょうだいが多くて、まだお年玉を欲しがる年齢の子が数人いるという状況で……。

未就学児以外にも人数が多いので、そんなにたくさんあげられないという理由もありますが、小さな子どもってお札よりも硬貨の方が喜ぶのですよね。『お金だ!』って感じがするみたいです(笑)息子にも同じ金額を渡しています」(彫金師/35歳)

このママが語るように、未就学児の場合は500円を渡すという人が多数派でした。未就学児はまだまだお金の価値もわからないですし、「子どもが喜ぶものを」と考えると妥当な判断のように思えますね。

しかし一方でこんな意見も。

「実際、まだあげなくてもいい年齢ではあると思うのですが、上に兄弟がいるとある程度の金額を欲しがる子もいるし、何より親からの『これだけ?』という視線を感じたくないというのがあります。

一応、子どもの年齢や人数、親との関係性に応じて1000〜2000円の間で渡すようにしています」(IT関係企業勤務/34歳)

他の家の子に渡す場合、親に与える印象に気を使いたいのも事実。そういった場合は「一応お札で渡す」ということが多いようです。

「お菓子でも買いな〜」と、明らかに安いものを例に出して1000円を渡すとちょっと多くあげた印象になるかも? というテクニックを使っているというママもいました。

小学校低・中学年

自分の子どもの場合

小学校の低学年、中学年になると、一人っ子ときょうだいでやや金額が異なる様子です。

「我が家は三兄弟なので、不公平感が出ないように3人一律で1000円をあげているのですが、小学校2年生の長男が『赤ちゃんと同じ金額は逆に不公平だ』と言うようになりましたね……。

長男の年齢にしてはそう不当ではないと思うのですが、きょうだいだと下の子たちと一律という家庭もよく聞くので、下の子たちが少し得している感じになるかもしれません」(ピアノ講師/36歳)

「娘と息子が小学校低学年の頃、双子なので同額で2500円ずつ渡していたのですが、『〇〇ちゃんは1人で5000円もらってるってよ……』と娘に文句を言われた経験があります(笑)

周囲の話を聞いている限り、小学生の頃は“一人っ子の方がたくさんお年玉もらってる説”みたいなものが通説としてある気がしますね」(広告代理店勤務/45歳)

小学生になると、一定の金額の中で子どもたちにお年玉を割り振る、という親が多いようです。そうなると、一人っ子の方が親からもらう金額が大きくなるのは納得ですね。

いずれにしてもきょうだい全員の上限として5000円ほど、という家庭が多数でした。