他の家の子に渡す場合
他の家の子に渡す場合、大体2000〜3000円ほどを目安にあげている家庭が多いようです。中にはこんな面白い方法でお年玉を渡しているママも。
「やはり小学校の低、中学年だと2000〜3000円くらいが妥当だと思います。が、この年齢になると『え〜これだけ?』みたいな反応をする子もいるんですよね。
なので、私はわざわざ二千円札で渡すようにしています(笑)
現在、本州での流通量がものすごく少ないらしく物珍しいので、子どもたちの反応も良いですよ」(会社役員/29歳)
小学校にもなると知恵がついてきて、なんとなくお金の価値も理解してきます。このママのように『少ない!』と思わせない工夫をするのも面白いですね。
小学校高学年
自分の子どもの場合
小学校高学年になると3000〜5000円をお年玉としてあげている、という家庭が多いようです。
「息子と娘は年子なので、毎年同じ金額をあげていました。小学校高学年の時は3000円の設定だったのですが、家庭によってはそれよりも多くもらっているところもあるようで、『もっと欲しい』と言われていましたね。
とはいえ、突然5000円にあげるのも多い気がしたので、年末のお手伝いを頑張ったら〇〇円アップ! など、少しだけ色をつけて渡すようにしていました」(飲食店経営/43歳)
このように、3000円の次は5000円という場合が多数派で、その金額の値上がりに頭を悩ませるママも。このママのように、お手伝いなどを口実に徐々にあげていく、という方法もありですね。
他の家の子に渡す場合
自分の子どもに渡す場合と同じく3000〜5000円を他の家の子にあげる場合が多いようですが、実は小学校高学年のお年玉の金額が親としては一番悩ましいのだそう。
というのも、家庭同士でなんとなく同じ金額でお年玉のやり取りをするのが暗黙のルールのようになっている場合、この年代が一番金額の決めが難しいのです。
「6年生だと5000円くらい欲しがるかな?」と子どもの気持ちを慮って金額を決めると、相手の家庭から「ちょっと金額が多くて負担……」と思われてしまうこともあるのです。
「一度、娘が5年生の時に私の姉から5000円をもらったことがあります。対してこちらは同じ年齢の姪っ子に3000円……。
やはりこちらも同じくらいの金額を準備していないとモヤモヤが残ります。姉なので『ごめん、あとから何か送るね』と話して、姉も全く気にしていない様子でしたが、これが少し距離のある親戚関係だったらと思うとヒヤッとしますよね。
お年玉の金額は、事前に探りを入れておいた方が良い気がします」(専業主婦/38歳)
このママが話すように、人によって“年齢に対するお年玉の適正金額”に上下が出やすいのが、小学校高学年です。相場を把握した上で、親戚がどの程度の金額で渡し合うことを考えているのかリサーチすることも大切です。