2:子供のネガティブな点を、本人の前で絶対に言わない

子供のやる気を引き出そうとして煽るように、「どうせできないでしょ」「無理でしょ」などネガティブな言葉を使うのは逆効果。

ネガティブな言葉はそれだけで子供の可能性もやる気も奪ってしまいます。

「私の教室の個人面談は親のみで、どんなに小さくてもお子さんは外で預かります。なぜなら面談の内容は全てお子さんのことで、悩みだったり、心配だったり、子供にとってネガティブな相談が多いからです。

例えば親は子供がいるところで“うちの子は落ち着きがありません”などと言ってはいけません。仮に少し離れたところに子供がいたとしても、子供の耳に入ってしまう距離で、そういうことを言ってはいけません。

子供は純粋で母親に落ち着きがないと言われれば、“そうか、僕は落ち着きが落ち着かない子なんだ”と暗示にかかり、心の中に定着してしまいます」出典(『あきらめない「強い心」をもつために』)

子供に聞かせるならポジティブなこと、「優しい」「お手伝いをしてくれる」など褒めることに限り、ネガティブなことは本人に聞こえるところで人に言わないようにしたいものです。

「教室でもそうしていますが、我が子にも私は徹底してネガティブな言葉をかけないようにしてきました。とにかくポジティブに、そして可能性が1%しかなくても“1%もある”と解釈し、言葉にしてきたのです」

出典(『あきらめない「強い心」をもつために』)

ポジティブな言葉は自分の可能性を信じることにつながります。

また、他の親に子供を褒められたとき、謙遜のつもりで、つい「そんなことはないです」と言ってしまうことがあると思います。

子供にはそれがネガティブな言葉に聞こえることがあるので、子供を褒められたら「ありがとうございます」と素直に言いましょう。