6:「男の人はこうでなくちゃ!」
男らしい彼氏を見れば、素直にそれを褒めたくなりますね。
自分の強さやたくましさを誇る男性なら、彼女にこう言われたらうれしいですが、「男の人は」と大きな主語でくくられることに引いてしまう人もいます。
お付き合いで「これからも男らしさを意識して動かないといけないのか」と思うと不安だったり窮屈だったり、逆に自信をなくす男性もいる、と思いましょう。
カッコいい彼氏を見たときは、「男の人は」ではなく「あなたは」と彼氏だけをとらえた言葉が、より深い感動を呼びます。
彼女に認めてもらえた実感が彼氏にとっては大きな喜びであり、「次もがんばろう」と思うもの。
「男の人はこうあるべき」と感じられるような言葉は、なるべく控えるのがふたりのためです。
7:「あなたのために」
プレゼントに手料理に、彼氏のことを思って何かするたびに「あなたのためにがんばったの」と言う女性、いませんか?
愛する彼女が自分を大事にしてくれる姿は確かに幸せですが、「あなたのために」とわざわざ言われると、どこか恩着せがましさを感じる男性もいます。
こんな言葉が彼氏を窮屈にさせるのは、「こちらも彼女のために何かしなくては」と焦りが生まれるからです。
愛情から生まれる言動は、相手のためではありません。
それをする自分にまず満足する、そんな自分を大切にしたくなるのが正解で、彼氏に「あなたのために」と伝える必要はないのですね。
見返りを要求していなくても、「何か返さなくては」と思うような彼女の振る舞いは、素直に感謝するのが難しくなります。
彼氏のためではなく私がしたくてすること、と自覚することが、スムーズな愛情の交換につながると思いましょう。
8:「もし別れたら」
たとえ冗談でも、“もしも”話で別れたふたりのことを彼氏に想像させるのはやめましょう。
「別れるふたり」のことを言われても、そんな可能性をまったく考えていない彼氏からすれば寂しいばかりです。
「こんな話をするってことは、もしかして別れたいのかも」など別の方向に不安を覚える場合もあり、仲がこじれるのは本末転倒。
駆け引きのように彼氏を不安がらせる目的で別れた後のことを口にする女性もいますが、その姿が男性にもたらすのは焦りと諦めであることがほとんどです。
お付き合いは、別れを前提にするのではなくふたりで愛情を育む関係です。「もし別れたら」は、どんな場面でもネガティブな結果にしかならないと心得ましょう。
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今回紹介したフレーズを良かれと思って口している女性も多いはずです。
しかし、自分の立場になってみると嫌な気分になったり、ちょっと重いと感じたりする言葉が多いはずです。
いつでも相手の立場に立って、思いやりを持って接することで、ふたりの間の愛情も深まっていくでしょう。