みさえの子育てに見習いたい点は多い!?

子育て中の家庭では、TVアニメ『クレヨンしんちゃん』を毎週のように見ている人も多いはず。筆者の上の息子は6歳。我が子のふだんの生態から考えると、しんちゃんの肝の座りっぷりやコミュ力の高さが尋常じゃないことが実感としてわかります。

今回、ツイートがバズったたらこまさんにも、しんちゃんの素晴らしさに気づいたきっかけを伺うと、「息子がしんちゃんと同じ歳になった頃からクレヨンしんちゃんのアニメをよく観るようになり、私も子どもの頃以来に観るようになりました。そこで、『え!?これ息子と同じ歳!!??うそー!』と驚愕したのがきっかけです」とのこと。

また、尊敬の目を向けたみさえに関しても聞いてみたところ、「私もしんちゃんヘビーユーザーではないので、すべて観ているわけではありませんが、みさえって、しんちゃんが何をしても心から落ち込むことはないし、引きずらないし、しんちゃんを否定するようなことは言わないなって思います。

きっと自分と家族と子供のことを、良い意味で信じているんだなぁと思います。自分の機嫌に左右されて子供に接するようなところもないし、見習いたいなぁと思う点です」とのコメントをいただきました。

みさえというと、ズボラ主婦というイメージが強かったのですが、改めて子育てを始めてから見てみると、確かにスボラはズボラですが、しんちゃんや娘のひまわりを愛情深く育てていることがわかりますし、上手に手を抜きながら機嫌よく主婦生活を送っている印象。

たらこまさんは冒頭のツイートのツリーで「みさえが『やっと子供達寝たわー』て言ったときに時計が20時半をさしてたこともあって、幼稚園時代そんな時間に寝たことなかったよなー…しんちゃんいい子すぎるよー…と遠い目をした記憶もある」ともつぶやいています。

「子供が寝ない」は親を悩ませる大きな問題のひとつ。ちゃんと理想的な時間に寝かしつけできているみさえも偉いし、赤ちゃんであるひまわりはともかく、幼稚園生でしっかり9時前に寝てくれるしんちゃんが素晴らしいですよね。もしかしてしんちゃんって、実は子育てしやすい子なのでは……?

また、父・ひろしに関しても、一般的には“足が臭くて妻の尻に敷かれている情けない旦那”といったイメージが強いですが、「ひろしはできる男」「エリートでしょう」「個性豊かな家族をまとめるひろしは男の中の男!」「みさえもひろしも、明るくてたくましい」と反響が集まっていることから、子供の頃や子育てする前に抱いていたイメージとは変わっている人が多いことが伺えます。

最近では、まだ赤ちゃんのひまわりを抱っこ紐で抱っこして積極的に子育てしている姿も描かれています。双葉商事に務める役付きのひろしはきっと仕事も忙しいだろうに、しっかり妻と子供を大切にしているマイホームパパ……尊敬しかありません!

野原家ってもしかして、全員ハイスペックなのかも!? 子育ての苦労を知っているだけに、そんな気すらしてきますよね。

下品なギャグを飛ばしたり、大人をなめたような態度をとったりと、しんちゃんは一見はちゃめちゃなように見えますが、0歳の妹ひまわりのオムツを替えたり、抱っこしてあげたりなどお兄ちゃんらしい面倒見のいい一面もあります。

今回のツイートやその反響を見て、改めてアニメを観てみると、しんちゃんの素晴らしさに気づく人も多いはず。ひろしとみさえの子育てのいいところを取り入れて、野原家のような明るい家庭を築きたいですね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。