街のパン好きに愛される『根津のパン』！ 行ったら食べたい“5つのおすすめパン”

野口シェフが選んでくれたパン／根津のパン

下町で地元のパン好きに愛される「根津のパン」

パン屋には大きくわけて2種類あると思う。あちこちのパンの食べ比べを愉しむパンマニアが通う店と、地元のパン好きに愛される店だ。

文京区根津にある『根津のパン』はまちがいなく後者だ。私のように電車で来るパンマニアも多いと思うが、ママチャリで来るお母さんや、ご年配の夫婦や、孫を連れたおばあちゃんの姿もよく見かける。

時間帯により数名が入口で待っていることもある／根津のパン

地元密着型のパン屋に欠かせないものがある。元気がよくて、笑顔が絶えない看板娘だ。下町根津のこの店には、宇佐美朋子さん、齊朋子さん、野口あさひさん、3人の看板娘がいる。

数年前この店にはじめて来たとき、野口将義シェフが焼くパンも好きになったが、下町の太陽のような看板娘のファンになった。

野口将義シェフと3人の看板娘。左から奥様のあさひさん、宇佐美朋子さん、齊朋子さん／根津のパン

野口シェフは毎日30〜40種類のパンを焼いているそうだ。そのなかからおすすめのパンを5つ教えてもらった。

どれも個性的！「根津のパン」おすすめのパン5つ

ひとつ目は、「フルーツカンパーニュ」（700円／半分350円）。

ヘーゼルナッツなどの5種類のナッツのほか、オレンジ、アプリコット、クランベリー、レーズンをライ麦の生地に練り込んであるという。

ナッツとドライフルーツを練りこんだ「フルーツカンパーニュ」／根津のパン

「ナッツやフルーツがぎっしりと詰まっています」

野口シェフがいう通り、「これでもか！」といわんばかりにナッツやフルーツが詰め込んであった。食感の豊かさと噛みごたえもあり、満足度120％。

パン業界において異色の作品を発見。食パン生地にゴーダチーズを入れて、その上に七味をかけた、その名も「七味チーズ」（200円）。

チーズと七味をあしらった「七味チーズ」／根津のパン

パンとチーズの相性は実証済みだけれど、まさか七味とは。七味の香りに思わずうっとり。