見応えたっぷり!充実のソロコーナー
「皆さん、お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません」。大きなリボンにドーリーなパニエの衣装の降幡が現れる。魔法少女風のステッキを持って、歌ったのは『コットンキャンディえいえいおー!』。
アニメMVではルビィが過剰にデフォルメされたキャラになっているテクノポップだ。
降幡は歌いながら、詞に沿ってシマウマを追ったり、ティンパニーをエアで叩いたり。それを姉役の小宮がセーラー服姿でフォロー。シンバルを打ち鳴らし、2人で並んで高速で踊る。
さらに『RUBY LOVE』のハッピに推しうちわとサイリウムでヲタ芸も。降幡は子どもキャラを全開させて、シュールなお祭りパフォーマンスは絶大なインパクトを残した。
続いて、高槻がとんがり帽に黒い衣装の魔女のいでたちで登場し、ほうきにまたがってジャンプ。方言キャラらしく「ずら~」と『あこがれランララン』を披露。カントリー調の曲に乗って、ステージを階段の上から下、下手から上手へと歩きながら陽気に歌い、楽しい気分をさらに高めた。
白い衣装に身を包んだ小林は『タテホコツバサ』を歌いながら、トロッコで客席に近づいていく。曲はゲーム音楽風のデジタルサウンド。
マイクに羽根が付いていて、終始小指を立てながら、歌いっぷりにも表情にもキュートさ全開。キメ台詞の「オハヨハネ!」も入りノリノリだった。
麦わら帽子に白いワンピースと清楚ないでたちの諏訪も、トロッコから『もっとね!』を届ける。“もっとね もっとね”“だってさ だってさ”のリフレインが焼き付くアイドルソングを、萌え感たっぷりに歌ってキュンとさせた。
ギターのイントロが鳴り響き、ソロコーナーのラスト5人目は、鈴木が花道中央のステージに。スタンドマイクを前にどっしり構え、ロックチューンの『Shiny Racers』をカッコ良く歌い出した。
特徴的なシャクリも駆使し、熱を帯びるとスタンドからマイクを抜いて、歌いながら花道を進んでいく。戻るとマイクを付けたスタンドを斜めに大きく傾け、体を折ってシャウト。最後はキスポーズから得意のウインクを見せた。
Aqours楽曲のロックアレンジメドレーが流れる幕間から、9人が再び、黒とピンクをあしらった個別の新衣装で花道の中央に集まる。
センターに立った斉藤を始め全員が携えた海賊旗を振り、「ワン、ツー! ワン、ツー、スリー、フォー!」と盛大に始まったのは『AQOURS PIRATES DESIRE』。ライブ前半とは趣きが違うクールなダンス&ボーカルを繰り広げ、ラスサビでは斉藤が大きな旗を振り回すパフォーマンスで沸かせた。