© 2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

『ラブライブ!サンシャイン!!』プロジェクトから生まれたスクールアイドルグループ、Aqours(アクア)。

2017年から行っているナンバリングライブの第6弾となるツアー『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~<SUNNY STAGE>』を、愛知・バンテリンドーム、埼玉・ベルーナドームで開催した。

コロナ禍で2年空いたが、前回の会場でもあったベルーナドームは、彼女たちが静岡・沼津に続く2ndホームと呼んでいる場所。今回はオンラインで生配信もされたベルーナドーム2Days公演から、2日目のロングレポートをお届けする。

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待望のライブは冒頭から全力パフォーマンス!

もともと2020年にドームツアーとして行う予定だった6thライブ。全公演中止になった中に、このベルーナドームも含まれていた。MCで高槻かなこ(国木田花丸役)が話していたが、このステージに立つのは2019年の5th以来で、前日のDay.1が1000日ぶりだった。

9人が横1列に並び、「Yeah、Aqours」のささやきから「レッツゴー!」と、オープニングは『KU-RU-KU-RU Cruller!』。80年代テイストのダンスチューンだ。

両手をクルクルさせたり、大きく広げたりして踊り、伊波杏樹(高海千歌役)の歌い出しから、諏訪ななか(松浦果南役)、斉藤朱夏(渡辺曜役)、小林愛香(津島善子役)と繋ぎ、サビは全員でステップを踏みながら歌う。

流れるようなフォーメーションに斉藤のラップも入り、小宮有紗(黒澤ダイヤ役)と降幡愛(黒澤ルビィ役)の姉妹は前後に並んで指で作ったハートを重ねた。

© 2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

間髪入れず、マーチの伴奏から「Aqours集合! 番号!」との伊波の掛け声で『太陽を追い掛けろ!』へ。「埼玉のみんなー、行くよー!」と9人が並んで広いステージを行進していき、下手で歌い始めた。ときめきが溢れる楽曲に、キャストそれぞれの個性的な歌声が映える。

かわいらしい伊波、エレガントな逢田梨香子(桜内梨子役)、艶のある鈴木愛奈(小原鞠莉役)……。鈴木は「シャイニーーーッ」のロングトーンもキメた。

「ベルーナドームでも一緒にがんばルビィ!」(降幡)、「くらえ、梨子ビーム!」(逢田)、「皆さん、ダイヤっほー!」(小宮)などとお約束の自己紹介をしたあとは、2015年発売のデビューシングル『君のこころは輝いてるかい?』を歌う。

Aqoursのライブといえば、見ものは“シンクロパフォーマンス”。バックスクリーンに映るアニメMVの映像とまったく同じ動きを、ステージでキャストたちが繰り広げる。

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この曲のMVでは、お尻を付けて横に屈んだ2人の上を渡辺曜が馬跳びで越えている。リアルで再現するのはムチャ振りにも思えるが、斉藤はステージを下った花道で、脚を180度広げる馬跳びを成功させた。後のMCで「久しぶりにやったんです。めちゃめちゃ楽しい気分になりました」と話していた。

昨年、初のキャストによる実写MVが話題になった『DREAMY COLOR』では、“始まるんだ 始まるんだ”のリフレインが印象的。ベルーナドーム特有の構造で屋根とスタンドの間が開いていて、17時前はまだ陽が明るく差す中、花道中央のステージでの9人のハツラツとしたパフォーマンスが輝いた。

そこから、ユニットコーナー。短パン衣装の3年生(諏訪、小宮、鈴木)の『待ってて愛のうた』、トロッコに乗ってアリーナを回った2年生(伊波、逢田、斉藤)の『少女以上の恋がしたい』と続き、ソロコーナーに移る。

これが実に見応えあった。