年金手帳廃止後の注意点
年金手帳が廃止されたからといって、手帳を捨ててはいけません。
2022年2月号の日本年金機構からのお知らせにも「※ 既に年金手帳をお持ちの方は、引き続き、年金手帳を大切に保管いただくようお願いします」と記載があります。
また、海外転出した場合や国民年金保険料の口座振替の申し出には、マイナンバーではなく引き続き基礎年金番号が必要なので手帳は大切に保管しておきましょう。
マイナンバーによる効率化
年金手帳の廃止後でも私たちの実生活でそれほど大きな変化はありませんが、今後の年金関連の事務手続き等が効率化されていくのは良い傾向ですね。
年金基礎番号以外にも、健康保険証番号や雇用保険番号など社会保険に関係する番号がいくつかありますが、それらを一括で管理できるようになるのが「マイナンバー」です。
今後は社会保険関係の番号がマイナンバーへ統一されていくことで、さらなる利便性の向上や迅速な給付金の交付が必要な時のスピードが上がるなど、より便利になっていくことを願っています。
【執筆者プロフィール】田端 沙織
キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャルプランナー
証券・運用会社で10年以上の勤務経験を活かし、ファイナンシャルプランナー 兼 金融教育講師として「正しく・楽しく・分かりやすく」お金のことや資産運用について伝える講座や個別相談業務を関東圏中心に開催しています。得意分野は資産運用。小学生2人と保育園児1人の3児を絶賛子育て中。
関連記事