子どもが産まれると、食費や被服費、学費など、夫婦2人のときよりも当然お金がかかります。子どもが産まれたことをきっかけにマイホームを購入する世帯も多く、家のローンに車のローン、そして各種保険……。
子どもを大学まで行かせようと思うと1人を育てるのに3000万円かかる、という話もあります。さらには、子どもが巣立ったあとの老後2000万円問題も! お金はいくらあっても足りません。
とはいえ、子どもが産まれたからといって、急にお給料が増えるわけではありませんよね。各家庭で、やりくりを工夫して子どものためのお金を捻出していることと思います。
そこで、子育て世帯がどんな節約をして、どんなふうにお金を貯めているのか調査しました!
子育て世帯の賢い節約術!ママ・パパが実践するお金の使い方・貯め方
1:スーパーに行く回数を減らす
節約のために毎日自炊しようと思うと、買い物の量も当然増えます。そして材料を買うためにスーパーに行くと、ついあれこれ余計なものを買い込んでお会計で「え、こんなに買ったっけ!?」とびっくりすること、ありませんか?
コンビニでレジ横のお菓子をつい買ってしまうように、スーパーでのついで買いも積もればなかなかの金額になります。
週末に1週間分のある程度の献立を決めてしまって、大体の材料をまとめて買っておき、野菜やお肉など新鮮なものが欲しい場合だけ週の半ばに買い足す、くらいにすると、スーパーに行かない日が増えるので余計なついで買いを防げます。
また、買い物を何もせず、支出ゼロの日ができると、達成感もあります。1週間で食に関する支出をゼロにできた日が何日あったか、ゲーム感覚で印をつけていってもいいかもしれませんね。節約のモチベーションになります。
ちょうど今はコロナ禍でスーパーなどへ買い物に行く頻度を減らすことを推奨されています。
スーパーをはしごして安い商品を比較検討しながら買い物する節約方法に比べたら、買い物の頻度自体を減らすこと自体はそこまで難易度の高いことではありません。それで無意識の無駄使いが減らせるなら、うれしいですよね。
2:固定費を見直す
節約というと、電気をこまめに消す、水道の水を出しっぱなしにしない……など、細かな行動が求められて面倒そうなイメージがありますが、もっと効果的な方法が固定費の見直しです。
筆者の場合は、夫婦で携帯を大手から格安スマホに変えただけで月にかかる携帯代を半額以下におさえることができました。
今は携帯とパソコンの回線を同じ会社であわせると安くなるようなプランもありますよね。スマホやネット回線など、固定費は一度見直すことでその節約効果がずっと続くため、浮いたお金を貯畜に回すこともできます。
また、保険の見直しも有効です。無駄に入りすぎていないか、本当に必要な保険なのか……信頼できるファイナンシャルプランナーに相談するなどして一度見直してみると、金額がおさえられるかもしれません。
見直しでいうと、月額は安くても年単位になると意外にかかっているのが各種サブスクリプション。一旦洗い出してみると、「今はもういらないな」というものに無駄に払い続けているかもしれませんよ。
最近では、ガスや電気もさまざまな会社から独自の料金プランが出ていますので、より安く自分の家に合ったものがあれば、比較検討して乗り換えてみてもいいのではないでしょうか。
3:ふるさと納税を利用する
利用する人が増えている「ふるさと納税」。やらないと損!というくらい、魅力的な制度です。
⾃分が暮らしている⾃治体以外の場所に納税できる制度で、「寄附」という形で⾏われるのですが、寄附⾦額から2000円を差し引いた額が全額寄附⾦控除の対象になります。(※控除額の上限あり)
寄付することでその土地に貢献できるという目的が大きいですが、寄附⾦額によって、その寄付した自治体から返礼品がもらえるのが、ふるさと納税最大の魅力でもあります。
確定申告や「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を利⽤した⼿続きが必要にはなりますが、寄附⾦が2000円以上の場合、その超えた分全額、翌年の住民税の控除、もしくは所得税の還付を受けることができるんです。
つまり、2000円の負担だけで、それ以上の金額分の返礼品が受け取れるお得な制度。ふだんなかなか食べないような高級なお肉や珍しいフルーツなどもいいですが、おすすめはお米や水などの基本的な食料品や、トイレットペーパーやティッシュなどの毎日使う生活用品。
子どもがいるとすぐになくなってしまう生活必需品を返礼品である程度まかなえたら、大助かりですよね。