「げんなりした告白といえば、会社で人気の同僚を好きになったときのこと。
見た目がいいだけじゃなくて頭は切れるし後輩の面倒見はいいしで、人として素直に見習いたいと思った女性でした。
飲み会で同じ映画俳優が好きなことがわかり話が盛り上がって、それから仲良くなりました。
彼女の苦手なパソコン周りのことをいろいろと教えてあげていたら、『いつもありがとう』と食事に誘ってくれてふたりで出かけるようになり、うまくいっていたと思います。
それでもなかなか告白する勇気がないまま過ごしていたら、ある日彼女のほうから『あなたのことが気になっている』と言われて。
ドキッとして勢いのまま好きだと言おうとしたら、
『でも、私と付き合うと会社であなたがいろいろ言われると思うし、私はまだひとりでいたほうがいいのかなって……』
と続き、モヤっとして『ひとりでいたほうがいい理由って何?』と思わず聞き返しました。
彼女は困ったように笑って答えなかったけど、要はちやほやされる自分を捨てたくないのだなと感じました。
だったら俺に気があるみたいなことは言わなければいいのに、これが男性に対する本心なのかと思ったら一気に愛情が冷めました」(33歳/営業)
「同じことを他の男にも言ってそう」とこちらの男性は話していましたが、気がある素振りを見せて決定打を避けるのは、好かれていたいだけと思われても仕方ないと感じます。
人気者だと自覚があるのなら、好意を引っ張るより潔くYESかNOかを伝えるほうが、好感度が続くもの。
モテを鼻にかけるような態度は、告白であっても男性にはうれしくないのが現実です。