「別れた彼氏の前に付き合っていたのは、共通の友人でした。
私がその男性に振られてから彼氏に告白され付き合ったのですが、うまく気持ちを切り替えることができていなかった私は、彼氏といるときも元彼の話をしてしまって……。
最初のうちは『記憶が新しいから仕方ないよね』と流してくれていた彼氏ですが、私の部屋で手料理を出すときに思わず『あの人もこれが好きだった』と言ってしまったら『いい加減にしてほしい』とキレて、それから音信不通。
友人に相談したら『デリカシーがなさすぎる』『逆の立場だったらどう思う?』と言われ、彼の家まで行って必死に謝りました。
仲直りはできたものの、元彼だけじゃなくてほかの男友達の話をするのも何だか気が引けてしまい、しばらく気まずかったですね……。
彼氏は以前のように優しくしてくれるのですが、私ばかり窮屈な思いをしていると感じてしまい、『あの人はもう元彼なのだから、ちょっと話に出たくらいで怒らないでほしい』とつい八つ当たりしてしまいました。
それが決定打になり、彼氏からは『俺は新しい彼女ができたら元カノのことは絶対に口にしない』と言われ、別れました。
友人たちには呆れられ、周囲には『デリカシーがなくて振られた』と噂まで立ち、当時は本当につらかったです。
彼氏が言うことは当たり前で、私が未熟だったのだなと反省しました。
いつも笑顔で接してくれた彼氏のことが忘れられず、今も未練を引きずっています」(女性/29歳/営業)
元恋人の話をされて、楽しい気持ちになる人はいるのでしょうか。
最初に拒絶されず聞いてくれたことで甘えが出たのかもしれませんが、「いつかしなくなるだろう」と思うからできることであり、いつまでも話題にされるなら愛情も萎えていくのは当然です。
気持ちを切り替えられないのは自分の問題。
相手を責めるのではなく、自分は配慮ができているかどうかをまずは考えたいですね。