すでに恋人のいる人を自分のほうに向かせ、新しい関係を持つのが略奪愛ですが、好んでそんな恋愛を望む人は少ないのではと思います。
略奪愛はネガティブなイメージを持たれるからこそ、自分はやらないと考える人もいるでしょう。
ある女性は、「普通に」お付き合いを始めたはずが、なぜか略奪愛の噂を流されて困惑しました。
女性に何があったのか、ご紹介します。
「彼女とは別れた」を信じて
藍子さん(仮名/30歳)が友達関係だった男性と付き合うことになったとき、以前の彼女との関係については「終わった」と聞かされていました。
「それまで付き合っていた彼女と別れた後で改めて仲良くなり、お互い好きになりました。
彼のほうから告白してくれて、普通にお付き合いが始まったと思っています」
「彼女とは別れた」と男性はきっぱり口にしており、ふたりが親しくなる過程でそれが問題になることもなかったため、藍子さんはその言葉を信じていたといいます。
元カノは、藍子さんとはそれほど親しくないけれど「友達関係にはある」女性で、「私たちの話が耳に入ることは気になったけれど」と話す藍子さんは、それでも男性の自分への好意を嘘ではないと思っていました。
周りにも男性とのことは話しており、共通の友人たちから冷やかされることもあったといいます。
始まった交際はスムーズに進み、デートもお泊りも楽しかったことを藍子さんは話してくれました。
「元カノの話ですか?
彼から言ってくることはなかったですね。その人は私たちのグループにはいないし、普段から私と元カノを比べるような発言はしないし、今どんな関係かなんて気にしていませんでした」
そんな藍子さんが「略奪愛」の疑いをかけられたのは、ある女友達の存在からでした。