「夫とは、学生時代から10年付き合っていましたが、結婚の話をするきっかけを失っていました。

というのも、学生時代は彼があまりお金がなかったため、すぐに同棲してしまったんです。それからお互いの浮気などの大きな問題はなく、犬も飼って事実婚状態に。

周囲の友人たちからも熟年夫婦、などとからかわれるような状態でした(笑)

お互い若い時は子供が欲しい、と思っていなかったんですが、周囲の友人が結婚し子供を産んで、子供と触れ合ってみると自分も授かれるのであれば……という気持ちになりました。

これ以上ダラダラするのが嫌だったため、思い切って逆プロポーズしたところ彼から結婚は考えられない、と言われ別れることに。

私の実家はそんなに遠くないですし、仕事も週の半分はリモートだったので私は一度実家に戻ることになりました。

彼を失ったことの喪失感は癒せるはずもなく、逆プロポーズした自分を恨みました。言わなかったら一緒にいられたかもしれないのに……と。

しかし、2ヶ月後彼から連絡が。

私は彼とのことが諦めきれなかったため、未練タラタラで一緒に住んでいた家に行くと、彼から改めてプロポーズされたんです!

彼は自分の経験から、家庭を持つことに良いイメージを抱けなかったそうなんですが、私がいなくなってから、思っていた以上に私の存在の大きさに気付いたらしく……。

子供のことも話し合い、彼も子供について前向きに考えると言ってくれたので、すぐに籍を入れて今妊活中です。

一時は逆プロポーズしたことを後悔しましたが、今では伝えてよかったな、と心から思っています」(34歳/アパレル)

結婚について前向きな気持ちを抱けない、という人もいますよね。

こちらの女性の彼氏はそうだったそうで、最初に逆プロポーズした時には『一緒にはいたいけど結婚しなくてもいいよね?』と言われてしまったんだとか。

しかし、なあなあな状態で一緒に暮らしていれば、彼からのプロポーズはなかったはずです。一度離れたことで、お互いの大切さが身に染みてわかり、それが幸せな未来につながったのではないでしょうか。

彼を失いたい気持ちから自分の気持ちを抑えるのではなく、一度離れて冷静になるということも大切です。

アパレル、広告代理店勤務を経て、ライターに。自分や友人の経験をもとに恋愛記事をメインに執筆中。好きなものはファッション、美容、映画。ディズニーリゾートの近くで生まれ育ったため、ディズニーリゾートに行くことがストレス発散法なディズニー女子。