「私はずっと実家住まいで一人暮らしをしたことがありません。

仕事も終電で帰宅することが多いほど忙しく、お恥ずかしながら家事は同居の母親頼りでした。大学まで女子校で出会いもなく、彼氏もずっといなかったので、誰かのために料理をする経験もなくて……。

このままじゃいけないと思い、マッチングアプリに登録し、初めての彼氏ができました!

彼に『手料理が食べたい』と言われ、家で何度も練習してもなかなか上達せず……。

それでも彼から『どうしても』と言われたので、彼の家で手料理を振る舞ったんですが、私が作った料理を食べた彼からひどい一言が。

『どうやったらこんな不味くなるんだよ(笑)』

ショックすぎてその場で泣いて彼の家から帰宅してしまいました。

でも、彼から謝罪は一切なし。

彼の仕事は定時で終わるので比較的時間に余裕があるのに、外食かコンビニ弁当ばっかりなんです。

自分は料理がまったくできないのに何様なの? と思ってしまって……謝罪なしに普通に連絡を取ってくる彼の行動にざわつきを感じ、お別れしました。

別れた後一念発起し、クッキングスクールに通い、今では料理は得意になりました。

あの時の言葉は傷ついたけど、結果的にはよい経験になったな、と思っています」(25歳/営業)

冗談のつもりで言ったことであっても、料理が得意ではない彼女が自分のために一生懸命作ってくれた、と思っていればこんな一言は出ませんよね。

相手のことを大切にすること、思いやりを持って接することができない男性だったのではないでしょうか。

こちらの女性のように、苦手なことを克服しようと努力することは素敵なことです。元カレのひどい一言を無駄にしない、前向きな気持ちが大切ですね。

アパレル、広告代理店勤務を経て、ライターに。自分や友人の経験をもとに恋愛記事をメインに執筆中。好きなものはファッション、美容、映画。ディズニーリゾートの近くで生まれ育ったため、ディズニーリゾートに行くことがストレス発散法なディズニー女子。