これが正しい洗濯方法!正解と解説

1. 臭いが気になるので衣類をお湯につけておく

正解は「○」。生乾き臭のニオイの原因モラクセラ菌などの雑菌は高温に弱いです。大きめの容器に40~50℃程度の熱いお湯を入れて粉末洗剤をとかし、洗濯する前に洗濯物を30分ほどつけ置くと有効です。

ただし、沸騰状態に近い高温のお湯は衣類を傷めてしまうので注意してくださいね。

2. 洗浄力が弱そうなので粉末洗剤を使わない

正解は「×」。液体洗剤よりも粉末洗剤の方が、汚れを落とす成分が濃縮されていて、皮脂や汗汚れに強く、洗浄力が高いと言われています。

液体洗剤で皮脂汚れを落としたい場合は、弱アルカリ性で、洗浄力の高いものを選ぶとよいでしょう。

3. 汚れや臭いが気になるので洗剤を多めに入れる

正解は「×」。洗剤と柔軟剤を多く入れても、汚れや生乾き臭が減ることはありません。すすぎきれず、衣類に洗剤や柔軟剤が残ることで、かえって臭いの原因を増やすことになります。

多くの方が洗剤や柔軟剤を使いすぎています。まずは減らすことから始め、洗剤や柔軟剤を入れるときは適量を守りましょう。

4. タオルをやわらかくするため柔軟剤を多めに入れる

正解は「×」。柔軟剤をタオルに使うと、吸水性が損なわれてしまいます。

柔軟剤は、髪の毛につけるトリートメントのような役割をしていて、柔軟剤に含まれる石油由来の油の膜をタオルにつけているので、風合いはよくなったとしても、吸水性が落ちてしまうのです。柔軟剤は洗濯物によって使い分けましょう。

5. 皮脂汚れが気になるときは重曹を入れる

正解は「○」。皮脂汚れは「酸性」です。酸性の汚れには、「アルカリ性」のものを使って、汚れを中和させると落ちやすくなります。

重曹は弱アルカリ性ですので、皮脂汚れに活用するのがよいでしょう。クエン酸は酸性ですので、皮脂汚れには適しません。

6. 洗濯物は洗濯槽の6割ぐらいの量で洗濯する

正解は「○」。洗濯槽に衣類を詰め込み過ぎるのはNGです。洗濯物が多過ぎると、洗濯機も本来の性能を発揮することができません。

洗濯物の量は縦型の洗濯機の場合、洗濯槽の6~7割程度にしておきましょう。ドラム式の場合は、洗濯機の窓の半分より下の量にしてください。たっぷりの水で洗うのがポイントです。

7. シワを防ぎたいときは脱水時間を短くする

正解は「○」。脱水時間が長ければ長いほど、衣類はシワシワになります。そのため、シワを防ぎたいときは、洗濯の最後の脱水の時間を1分にしましょう。水がボタボタ落ちない程度です。水分の重みで、干している間に自然とシワが伸びてくれますよ。

アイロンがけの手間も省けますし、アイロンの熱で衣類が傷むことも防げます。