8. 晴れた日は日光に当てて乾かす

正解は「×」。日光に当てて衣類を干すと、紫外線によって色落ちが起こってしまいます。特に色の濃いものは日光に弱く、色あせてしまうので注意が必要です。

晴れた日でも部屋干しする方が理想的です。季節によっては、花粉やPM2.5、黄砂などの有害物質から衣類を守ることにもなります。

9. 部屋干しするときは浴室や脱衣所など狭い部屋を選ぶ

正解は「○」。広い部屋のほうが早く乾きそうな気がしますが、狭い部屋のほうが部屋干しに適しています。

なぜなら狭い部屋のほうが、効率的に湿度を下げることができるから。部屋が広いと、湿度を下げるのが狭い部屋よりも大変になりますよね。

10. 脱水してから5時間以内に乾かしきる

正解は「○」。生乾き臭を発生させないために最も重要なのは、「洗濯が終わってから乾くまでの時間」です。

モラクセラ菌は5時間経った頃から爆発的に増殖するとされているため、5時間以内に乾かすことができれば、生乾き臭をある程度抑えることができます。

洗濯ブラザーズに聞く「梅雨時期の洗濯・乾燥 3大ポイント」

1. たっぷりの水で洗う

梅雨時期に多い「生乾き臭」の悩みを解決するためにも、たっぷりの水で汚れを洗い落とすことが必要です。洗濯槽いっぱいまで洗濯物を入れるとしっかり洗えません。

洗濯物の量は、縦型の洗濯機の場合は洗濯槽の6割、ドラム式の場合は窓の半分以下の量がおすすめです。

洗濯機は節水モードに設定されていることが多いので、運転メニュー(コース)を手動で設定しましょう。縦型洗濯機なら、洗い8~10分→水量多めですすぎ2回→最後の脱水3~5分、ドラム式洗濯機なら、洗い20分→注水すすぎ2回→最後の脱水3分を基本にします。

2. 乾燥の決め手は「湿度」「温度」「風」

「洗濯物が乾きづらい」を解消するために「湿度」「温度」「風」を管理しましょう。

「湿度」は40%以下が理想です。除湿器や浴室乾燥機などを活用してください。

「温度」は人が快適に感じるくらいが洗濯物にもベストです。効率的に湿度や温度を調節するためにも、狭い部屋に干しましょう。

最後は「風」です。洗濯物全体に風が当たるようにしましょう。

3. 5時間以内に乾燥させる

せっかく家電を使っても、多くの方が5時間以上かけて乾燥させていることが分かりました。臭いの原因となるモラクセラ菌は水分を好むため、できるだけ早く乾かしましょう。

生地が重なると乾きづらいので、干し方を工夫して「風」が通るようになれば今よりも速く乾かせます。

洗濯物は裏返して洗うことをおすすめしますが、干すときもそのままにします。ピンチハンガーなどを使って生地が重ならないようにしましょう。洗濯物は上のほうから乾いていきますので、扇風機やサーキュレーターで下から上に向かって風をあてましょう。

洗濯物が乾きにくく、部屋干し臭が発生しやすいこの時期、部屋干し臭を防止し、衣類にも優しい洗い方や干し方を試してみてくださいね。

※本記事内の調査結果はすべてリンナイ調べ
※画像提供:リンナイ

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。