3: なぜ「もっと合う人がいる」と言うの?

「ワガママだから」のように指摘しても直らないと断定できる理由がある場合、男性は「僕よりもっと合う人がいるのでは」と他の男性をすすめることがあります。

暗に「それを許容できる相手と付き合ってくれ」「僕は変われない」という意味です。ケンカが多かったなら思わず納得してしまうセリフですね。

「二人は変われない(譲歩できない)のだから、新しい恋を見つけたほうがいい」と、幸せを願う言葉に聞こえるため、難なく別れを告げられるマジックワードでもあります。

4:「優しすぎる」は八方美人の言葉

「君が優しすぎてダメになるから」という別れの言葉は、思わず受け入れてしまいがちなセリフですね。しかし、それは彼氏の上手な言い訳です。

男性は、居心地のいい環境を求めており、優しい彼女がいることで頑張る生き物です。彼女の優しさで「何もやる気がなくなりダメになる」とはなかなか考えられないこと。

ただ「君が優しい」と八方美人な言葉を使うことで、相手の機嫌を損ねないで別れるためのていの良いセリフです。

5: 不明瞭な「今は恋愛どころではない」の真意

「今は恋愛どころではない」と言われると、切羽詰まった感があるため何も反論できません。

別れて仕事や勉強に打ち込むのはよくあることです。しかし、彼女から「かまって、こっちを向いて、もっと愛して」と、日頃から無理なことばかり言われているならともかく、心当たりがないなら不思議な言葉ですよね。

見守ってくれている彼女と別れるほどのことなのでしょうか。

実はこの言葉も、彼女に嫌な印象を与えずに別れるためのセリフであることも。

彼氏が恋愛をやめて何をしたいのか明確にしてもらいましょう。こんな別れの言葉を言っておいて、他の女性とこっそり付き合い出すパターンがあります。

彼氏が意味不明の理由を言い出す場合は、他に原因があり、それを隠すために言っていることがあります。

もちろん、彼女を傷つけないために回りくどく言っている場合もありますが、理由を分かりやすく告げた方が相手は納得するはず。それをしないのは「言いづらいことがある」と場合もあります。

しかし、過度な追求は裏目に出る場合も。必要以上に攻め立てずに、誠意を持って接して欲しい気持ちを伝えてみましょう。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。