えぇえええ!?

そうなんですか?まりやんぬと「チエーズって言ってる~。日本の『チーズ!』と同じなんだね」って言って、中国でも連発してたんですけど……

――アレはチーズではなくって茄子、日本でもおなじみ「マーボ茄子」の茄子です。チーズと発音が似ていて、を発音した時の口の形が笑顔になることから「チーズ!」の意味で使われています。佐江ちゃんとまりやちゃんの「チエーズ」も問題なく通じていたのであれば、耳から覚えてちゃんと発音できていたということですから、結果オーライでしょ!

(;´д`) トホホ・・・

――ところで食べ物ネタで思い出したのですが、大切なことをお伺いするのを忘れていました!佐江ちゃん、今回の上海では太らずにお帰りになれましたか?(笑)

私は基本的に大丈夫なんですよ!!!毎回3kgも増えるのはまりやんぬで!!!

――あ、そうでした、そうでした(笑)。まりやちゃんは、平気だったのかな?

ふたりとも体重、キープして帰ってきましたぁ!

――SNH48のfacebookページを拝見すると西红柿炒鸡蛋、日本語でいうと「トマト卵炒め」などをモリモリ召し上がっているご様子だったので心配しておりました(笑)。あの西红柿炒鸡蛋は中国の家庭料理で、いわゆるフカヒレやアワビなどの高級中華ではありませんが、現地で暮らす日本人のあいだで隠れ人気No.1といわれているメニューなんですよ。

そうなんですねー。佐江が今、連載をさせていただいている≪COOL轻音乐≫(公式サイト)という中国の音楽雑誌があるんですけど、そちらで取材を受ける時はいつも、中国料理のデリバリーを取ってくださるんです。「トマト卵炒め」もそこでいただいたんですけど、なんとも言えない卵の甘さと、あの、トマトの酸っぱさが意外と合うんだなーってビックリしちゃった!

あと結果としておデブにはならなかったものの、ライブ前のランチはマジめっちゃ食べ過ぎちゃって。スケジュールはいつもの通りキツキツで、コンサート前のお昼にも食事会が入ってたんですけど、そこがフォアグラとかキャビアとかが入っているような小笼包(小籠包)のお店で、これがおいしくって、ひたっすら食べて、もう、ヤバかった。。。

今回の上海滞在でも大好きな珍珠奶茶(タピオカミルクティー)、いーっぱい飲んじゃったし。中国は食べ物がおいしいから、そこは本気でヤバいんですよねぇ。。。(;´Д`A ```

――「上海の“”が大好きです!」と言って誤解される理由が、あらためてよく分かりました(笑)

テヘヘッ(*゚ー゚)>

――今週は、中国語の特徴でもある音遊びをトークに活かそうというトピックから、やたら内容に幅のあるインタビューになりましたが(笑)、来週もまた上海での裏話、聞かせてください。今回はまりやちゃんとのお話がメインだったので、次回はSNH48メンバーとの交流についてお話しいただけますか?

はい!メンバーと中国語でどのようにコミュニケーションを取ったらいいか、これは移籍以来一番の課題、一番の壁なので、もっともっと頑張らなくちゃいけないって思ってます。今週も、どうもありがとうございました!そして引き続き来週金曜日も、どうぞよろしくお願い申し上げます!谢谢大家!(皆さん、ありがとう!)

この取材は、5/27のものです。  

 

【今回のまとめ】

◎中国入門ポイント
☆中国には古来、発音の重なりを楽しむ文化があります。ミラチャイでも取り上げた数字等の縁起担ぎしかり、今回のファンという表現しかり、そして漢詩の押韻しかり。それ故にスムーズに伝わらず混乱を招くこともありますが、まさに失敗は成功のもと。逆にその混乱を自分の持ちネタに転換できれば、将来のスピーチや自己アピールに活かすことだってできるかもしれません。

今回のフレーズ&単語
【fàn】:ファン ※はもともと「ご飯、食事」の意。発音が似ていることからファンを指すようになった。
茄子【qiézi】:写真と撮る時の「チーズ」 ※茄子はもともと「ナス」の意。発音が似ていて、を発音した時の口の形が笑顔になることから、撮影時の「チーズ」として用いられるようになった。
西红柿炒鸡蛋【xīhóngshì chǎo jīdàn】:トマト卵炒め ※西红柿:トマト/:炒める/鸡蛋:(ニワトリの)卵
轻音乐【qīngyīnyuè】:軽音楽、ポピュラー音楽
小笼包【xiǎolóngbāo】:小籠包

*本文中の赤字は、中国語です。
*)中国語の表記は、上海(大陸)で使われている簡体字を使用しています。また【 】内には、中国語の発音表記として漢語拼音(ピンイン)を記しています。


撮影:玉越信裕 スタイリング:梶原浩敬(Stie-lo) ヘア&メイク:長谷川喜十郎(JULLY)

1990年8月13日生まれ。東京都出身。O型。AKB48のメンバーとして活躍。2016年4月1日に旧チームK特別記念公演でグループを卒業。『王家の紋章』、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』、『TOKYO TRIBE』、ユーミン×帝劇vol.3『朝陽の中で微笑んで』、地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.15『ZEROTOPIA』、『ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2』などに出演。連載から生まれた書籍「これさえあれば。」が発売中。Official

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