乳児の頃は、男の子も女の子も、さほど変わりがないと言われます。ですが、1~3歳の間に、男の子と女の子は明らかに発達の差が見られます。
また、男の子はママにべったりという子が多いのに、女の子は言葉の発達も早く、自立心が芽生える子が多いとされています。
ところが小学校に入学して、高学年にさしかかると男の子は態度が一変。
反抗期が始まった男の子は、ママの言うことは全く聞かなり、「うるせぇババア!」といった悪態をついて反抗するようになります。また、「宿題終わったの?」「歯磨きはしたの?」といったママの質問に無視したりするようになる子も珍しくありません。
あんなに自分べったりだった息子が、悪態をついたり無視をしたりする。そのことに悩むママも多いようですね。子どもの態度に、つい手を上げたり、ガミガミ怒ってしまうママもいるのではないでしょうか。
気持ちはよくわかりますが、ガミガミ怒ったり、手をあげたりする前に小学校高学年の男の子の扱い方をちょっと考えてみませんか?
早口で叱るのはNG!ふだんの2倍“ゆっくりしたスピードで”諭すように叱る
これは成人男性でもそうなのですが、大多数の男性は、女性から甲高い声で詰問されると萎縮してしまいます。ましてや、女性との交流経験が皆無に等しい男の子ならなおさら。
ふだんのトーンで話しているつもりでも、息子さんにとっては、ヒステリックに詰問されているようにしか感じないことが珍しくありません。
また、一般的に男の子は女の子に比べて会話能力(特に語彙力)が弱い子が多いです。一方的にガミガミ話されると、聞き流してしまうか、反射的に「うるせえババア!」といった、悪態をつくことが多く見られます。
もし、息子さんを注意して、ぼーっと聞き流しているように見えたり、悪態をつかれたら、息子さんに注意が伝わっていないと思ってください。
「ママの言い方が悪かったね。あのね、宿題終わってるか心配になったの。(できるだけ、ゆっくりしたトーンで)明日の、学校の、宿題は終わったのかな?」
このように、できるだけゆっくりしたトーンで、息子さんに質問したいことを2回尋ねるようにしてあげてください。