それでも悪態をつく子の対処方法は?

それでも悪態をつく子もいると思います。その時は、叱らず質問で尋ねてあげてください。

「うるせえ、ババア!」
「どうしてそういうこと言うの? ママ、宿題が終わってるか聞いただけだよ。」

男の子は理詰めで責められるのに弱いです。こういう問われ方をすると、十中八九、ママの質問に答えることが大多数です。

もし、これでもママの質問に答えなかったり、悪態をつくことがあるとしたら、学校生活で悩んでいることがあるかもしれません。

授業中に先生の質問に答えられなかったといった、親から見ればさほど心配ないことだったりもします。

ですが、授業についていけてないことを悩んでいたり、校友関係や、いじめといった、親が介在すべき問題を抱えていることも少なくありません。

こういった疑いがある場合は、日をあけて質問を繰り返すなどして、子どもが自分の言葉で話せるようになるまで質問を繰り返してあげてください。

杞憂だったということもあるかもしれませんが、両親にも相談できない問題で一人で密かに悩んでいるとしたら、こういった対応は、必ずママと子どもの信頼関係を太くしてくれるはずです。

ママは男の子だった経験がありません。それゆえに、“男の子らしくなった”男の子の扱いには頭を抱える場面も多くなっていきます。

男の子の特性をしっかり理解して子育てしていけば、上手にコミュニケーションが取れるようになります。

もしもそれでもなかなかうまくいかない場合は、パパに手助けを求めるなど、家族で上手にコミュニケーションを取っていってみてくださいね。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ