塾や習い事よりお金が掛からず、自宅で簡単に取り組める自宅学習教材が注目を集めています。

自宅学習教材といえば、通信教育の会社が出している定額制のものや、書店で売られている学習ドリルまでさまざまな種類がありますが、子どもがいる家庭であれば一度は購入したことがあるのではないでしょうか。

そのような自宅学習教材ですが、子どもにあれこれと買い与えてみたものの、どれも続かず本棚が教材の山となり悩んでいるママは少なくありませんね。

どの教材なら子どもが飽きずに取り組んでくれるのか。

実は子どもが飽きずに自宅学習教材に取り組むためのコツは、どんな教材を与えるのかよりも、自宅学習における環境改善にあることが、ママ達へのインタビューで分かりました。

もうこれ以上無駄にはしたくない自宅学習教材。どのような環境に改善すれば、子どもが続けてくれるようになるのでしょうか。そのコツについてお伝えします。

1: 問題選択が重要!成功体験を積ませてあげよう!

子どもの勉強に対する親の願望は「難しい問題もスラスラと解けるようになって欲しい」というものですが、そう思えば思うほど子どもに難しい問題をやらせてしまいがちです。

例えば、基礎もできていないのに発展問題をやらせたり、学校よりも進んだ範囲の勉強をやらせたりといったように、スラスラ解くとは程遠い行動に出てしまいます。

その行為は子どもにとっては苦痛でしかなく、苦痛な勉強が続くわけもありません。

だったらその逆を考え、スラスラ解けそうな簡単な問題をやらせ続け、「できた!」という成功体験を積ませてあげた方がよっぽど子どものためになると話すのは、小学校2年生の男の子を持つNさん。

Nさんは自宅学習教材として市販の学習ドリルを選択し、毎日2枚を子どもにやらせているそうですが、未だに1年生の範囲をやらせていて、スラスラ解ける問題ばかりをやらせていると言います。

既に2年生であることから、1学年遅い内容の問題をやらせることに最初は抵抗がありましたが、「低学年は基礎が重要」「子どもにあった問題をやらせることが重要」だと先輩ママから教わり実行しています。

その結果、自力でスラスラ解け正答率も高く、それにより達成感を得られているせいか、嫌がらず毎日決めた量を難なくこなしていますとNさん。

子どもにとって「できる!」という体験は楽しいもので、繰り返したくなるものです。

このままずっと簡単なものをやらせ続けるのは良くありませんが、特に子どもが小さなうちは簡単な問題を選択し、成功体験を積ませてあげることが大切ではないでしょうか、とNさんは言います。

成功体験の積み重ねが、この先もずっと飽きずに続けさせるコツなのでしょうね。

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