時期によって、商品の入れ替えが激しいコンビニスイーツの中でも、比較的年間を通して販売されているのが「クレープ」です。
一般にクレープと言えば、扇型に包まれたものを想像しますが、コンビニ各社のクレープはおおむね四角く包まれていることが多く、一見クレープとは思えないものもあります。
しかし、そのクオリティは各社とも実に高く、年間を通して販売されることが多いことからも、隠れた定番スイーツのように思います。
今回はセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ各社のオリジナル「クレープ」を食べ比べレビューします。
【セブン-イレブン】「チョコクリーム&ホイップバナナクレープ」210円(税別)
生地のモチモチ感とゴロッと入ったバナナの融合で、贅沢な味わいを楽しめる!
まずはセブン-イレブンの「チョコクリーム&ホイップバナナクレープ」を見ていきましょう。
本商品のスペックは下記になります。
<1包装あたり>
エネルギー:267kacl
たんぱく質:3.4g
脂質:15.2g
炭水化物:29.5g
糖質:28.6g
食物繊維:0.9g
食塩相当量:0.08g
手のひらサイズで、一見「ちょっと小さくないか」と思いますが、実際に口にしてみると、生地のモチモチ感が実に繊細で、その中にはバナナがゴロっと入っています。
さらにチョコレート、生クリームがぎっしり詰まっており、なかなかの食べ応えです。
肝心の味も素晴らしく、バナナの甘すぎない風合いにチョコレートの甘さが加わり、さらに生クリームの甘さがアクセントとなり、かなり贅沢な味わいです。
製造しているのは、デリカシェフというメーカーで、セブン-イレブンの商材向けに設立されたところです。
コンビニ界の優等生・セブン-イレブンのオリジナル商品なだけに、多くの商品の開発にあたっては何度も試作を行い、味、香り、見た目の確認をして改良を重ねて作っているとのこと。
小ぶりなサイズを侮るなかれの、絶品クレープでした。
【ファミリーマート】「しっとりミルククレープロール」184円(税別)
クレープ生地をロール状に巻いた個性派スイーツ。一体感の甘さが売り
続いてファミリーマートの「しっとりミルククレープロール」を見ていきましょう。
本商品のスペックは以下になります。
<1包装あたり>
エネルギー:241kacl
たんぱく質:2.2g
脂質:17.9g
炭水化物:17.6g
糖質:17.5g
食物繊維:0.1g
食塩相当量:0.2g
クレープ生地を、ロール状に巻いた個性派スイーツで、生地1枚ごとの間に生クリームが交互に入っています。
「こんなに巻いたら固くなるんじゃないか」と思いますが、実際に食べてみると、クレープ1枚ずつが実に柔らかく、むしろ手で持ってかじることがはばかられるほど。
このため、パッケージ内部のトレーから出さずに、フォークやスプーンで、一口ずつ食べることをオススメします。
全体の味のバランスも絶妙で、クレープ生地のほのかな甘さと、生クリームのコク深い甘さに一体感があります。
製造はパン、洋菓子、デザート類を数多く製造するプレシア。
クレープとしては大胆な商品ですが、同時に製造会社とファミリーマートの、強い自信の上に開発されたものであることもよくわかるスイーツでした。