――スーパーバイザーとして、そしてAKB48を引っ張ってきたひとりとして。さらにSNH48メンバーの一員として。佐江ちゃんはここでもいくつもの立ち位置、視点があって、SNH48プロジェクト全体をつないでいるんですね。

でも……SNH48メンバーのみんなは、こっちがどんなに心配しても“没事,没事!”(大丈夫、大丈夫!)としか答えてくれなかったんですよ。根性もあると思うんですけど、まだ私に遠慮があるみたいで。。。(´_`。)グスン

――たしかに、あこがれの先輩から「大丈夫?」って聞かれたら、そう答えちゃうのも分からなくはないです。

(´ヘ`;) うぅ~ん、そっかぁ……

――でも、そんな時に例えば“多多保重!”と言ってあげられたら、より佐江ちゃんのキモチが伝わったかもしれません。

多多保重

――「お大事に」という意味を表すフレーズです。最近はメールなどで気軽に保重とだけいわれることも増えてきていて、英語で別れのあいさつに“Take care.”と言ったりするように、中国でも再见の替わりに使われたりもしているんですよ。

そっかー。これで“没事!”と返されても、お大事にって言ってあげられますね!メンバーとのメッセでも使える!

――もうひとつ、オマケとして身体是革命的本钱、「身体が革命の資本である」と添えてあげてもいいかも。

カ、カクメイ???

――はい、革命です(笑)。これは毛沢東の言葉で、実に中国の歴史を感じさせる表現なのですが、日本語でもよくいう「身体が資本」という意味で使われているんですね。いってしまえば古臭~い言葉なんですけど、そこをあえて冗談めかして“毛主席也说过,身体是革命的本钱”(毛主席も身体が革命の資本だって言っていたよ)とコメントしてあげたら……クスッと笑って、ちょっと元気になってもらえるかも。「古ッ!」とドン引きされる可能性もなきにしもあらずですが。

(笑)

――ただし!身体是革命的本钱は基本的に、毛沢東の言葉がよく知られている大陸でのみ通じるフレーズです。中国語を使う人たちは大陸に限らず、世界のさまざまな場所にいらっしゃるので、その歴史や文化背景を知ったうえで話すことも、これから必要になってくるかもしれませんね。

フムフム……

――な~んてマジメな話ばかりになってしまいましたが(笑)、ここまでお話を伺ってくると今回の上海滞在はコンサート一直線で、ステージ以外のことでメンバーとおしゃべりする時間はあんまりなかったのかな?

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