効果的にマインド・リーディングを使うために必要なこと2つ

「〇〇くんって、本当に△△な人だよね」「〇〇くん、今、△△って考えてたでしょ?」

このように、まるで相手の心を読んだかのように言うマインド・リーディングは、相手の心を掴むとても強力な心理テクニックですが、使い方を間違えると、「この子は何も分かってないなあ」「なに的外れなことをドヤ顔で言っているんだ?」となり、まったくの逆効果になってしまいます。

マインド・リーディングを効果的に使うためには、以下の2つの力を磨くことが必要になってきます。

1.観察力

マインド・リーディングを効果的に用いるためにまず必要になってくるのが、『観察力』です。

意中の相手は、どんな価値観で動く人なのか?どういうことが好きで、どういうことが嫌いなのか?どういう言葉が響くのか?など、普段からよく見ておきましょう。

普段からたくさんの人を見ておくと、タイプ別にパターンがなんとなく分かってきたりするので、言い当てやすくなります。

2.傾聴力

マインド・リーディングを効果的に使うためには、『傾聴力』も大切になってきます。

話を聴くことで、相手にまつわるさまざまな情報を知ることができるからです。

意中の相手には、自分のことをアピールしたくて、会話をする機会があったらついつい自分の話ばかりしてしまう人は多いかもしれませんが、ときにはグッと我慢をして、聴き役に徹してみましょう。

あなたが聴き上手であればあるほど、相手は饒舌になり、情報をたくさん与えてくれるでしょう。

相手をよく知ることは、相手の心を掴むこと。観察力と傾聴力を磨いて、効果的にマインド・リーディングを使いこなしてくださいね。

ちなみに、マインド・リーディングを使うと、「どうしてそう思うの?」「なんで分かったの?」と質問されることもあるかと思います。そういうときは、「いつも観察してたから」と答えるより、「なんとなく」と答えたほうが、ミステリアスで人の心を惹きつけます。

また、マインド・リーディングをするときは、相手の欠点や弱点を指摘するようなことではなく、相手の良いところや長所を言うようにしましょう。欠点や弱点は、たとえそれがどんなに的を射ていたとしても、女性に指摘されて嬉しい男性はいません。普段から相手のプラス面にフォーカスしておきましょう。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]