● その3:服を収納するときは、色ごとにキッチリ分ける

「彼から『俺の服は色ごと収納してね』といわれたときは、思わず耳を疑った。なんでも彼は、服をいつも色ごとにしまっているようで、実際タンスのなかが赤、白、黒、とそれぞれ一色ずつ分かれていたときは、背筋が一瞬ゾッとした。

『ボーダーや曖昧な色の場合はどうするの?』と聞けば、『そういうときは、服の面積に対して7割を占める色から判断して』と真顔でいうので、これは別れるのも時間の問題だと思いました」(29歳/飲食)


ここまで徹底する彼がいるとは驚きです。服を色ごと分けて収納するとなると、一体下着や靴下はどうなるのでしょうか。返ってどこになにがあるのか、分からなくなってしまいそうですね……。たしかに、これに付き合う彼女は大変そうです。

 

● その4:お金に厳しい彼を持ったあまり……

「家計簿をつけている彼は、お金のことにすごく目ざとかったです。自分のお金だけつけている分にはよかったんですが、同棲してから私の給料まで家計簿をつけ始めて、ほんと面倒くさかった。『食費代にそんなかけるな!』『だったら、自分で料理しろ!』と散々だったので、一年も持たずに別れました。なかでも一番許せなかったのは、私の大好きなビールを制限されたことですけど(笑)」(31歳/製造)

さぞかし、お金の節約にはうるさかったんでしょうね。ふたりの生活のためとはいえ、必要以上のこだわりを持たれると、息苦しくなってしまうのは目に見えています。

彼女の場合は、ビールを制限されたことが別れの原因だったようですが……。なんにせよ、行き過ぎた徹底は考え物です。

 

● その5:休日デートが、もはや掃除デート

「掃除は毎日しないと気が散るらしい彼。おかげで彼の部屋に行くと、決まって掃除機の音が聞こえていました。でも、さすがに休日まで掃除はないだろ、と思って、彼をデートに誘ってみたんです。そしたら、『いいけど、部屋の掃除が終わってからね』と冷静に言われて愕然。

結局、部屋の掃除は終わらず『これじゃ、掃除デートじゃない!』といって憤慨しました。ようやく考え直してくれましたが、あのままの関係だったら間違いなく別れていましたね」(27歳/フリーター)


いつも部屋が綺麗な状態じゃないと、気になる彼なのでしょう。綺麗好きなところは歓迎ですが、さすがにデート時間を削るほど、掃除にこだわられるのは遠慮したいですよね。

あまりに彼の行動が気になる場合は、別れる選択肢を選ぶ前に、思い切って彼と話し合ってみるのもひとつの手かもしれません。

 

どこまで許せる?神経質&几帳面男子のこだわり

一見どのエピソードも「うーん……」と、目を背けてしまうものばかりですね。しかし、几帳面気質がゆえに彼らがこだわっているのも事実。

別れてしまうのは簡単ですが、どこまでがお互いにとって許せるボーダーラインなのか。いま一度、彼とよく話し合っておくのも大事なことだと思います。

現在、几帳面男子の付き合いに悩んでいる女性の方は、ぜひ各エピソードを参考にしながら、この機会に彼との関係を見直してはいかがでしょうか。
 

フリーランスライター。女性向けWeb媒体を中心に、恋愛、結婚、仕事、ライフスタイルに関する記事を執筆。自分の身と心で感じたことを企画立案し、記事にしながら読者に役立つ情報を発信している。自身の「note」に活動実績一覧を掲載中。介護福祉士、保育士資格保有。