時間の確保が難しい
既存科目だけでも精一杯。時間的な余裕が全くないのに、どこにプログラミングや英語を取り入れていくのか・・・そこが大きな問題になりそうです。
夏休みや冬休みを削って英語やプログラミング教育の時間に充てない限り、現状では時間の確保が難しいのでは、と指摘します。
小学校は担任制。担任により得手不得手がある
「英語」や「プログラミング」は既存科目に比べ専門性があります。そのため人によって得手不得手が出やすく、1人で全ての科目を受け持つ小学校の教員の負担が最も大きくなると言います。
英語とプログラミングだけ専門の講師が受け持つことになれば良いですが、全ての学校においてそうなるとは考えにくく、担任の指導力によって生徒の習熟度に差が出ることも予想されています。
まとめ
このように、2020年から始まる教育改革の柱である、「英語」と「プログラミング」の必修化ですが、現時点でも問題点はたくさんあるようです。
導入までまだ数年あり、その間に問題点の改善もされるでしょうが、国が考える教育と現場が考える教育との間に生じるギャップをどこまで埋められるかは、子を持つ親として関心を高め見ていきたいところですね。
「グローバル化」と「情報化」に対応できる大人になるための第一歩である小学校教育が、将来につながる実りある教育となるよう期待しております。
<参照>明光ネットワークジャパン「小学校の英語教育がいよいよ変わる!小学校教師から期待の声があがる一方、不安の声も?明光義塾の『2020年の教育改革に関する小学校教師の意識調査』で判明」
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