●その3:仕事と俺どっちが大事なの?
「仕事が忙しくて、なかなか彼と会えない日が続いていたら『仕事と俺、どっちが大事なの?』といわれた。
でも、『仕事しなきゃ、ここの家賃あなたの給料だけじゃキツくない?』といったら、泣きそうになっていた彼。このセリフ、昔から憧れていたけど……。まさか女の私がいわれるなんて、自分でもビックリ」(30歳/IT)
「仕事と私どっちが大事なの?」よく耳にするフレーズですよね。若い頃は相手に構ってほしくて、つい言ってしまいがちな言葉かもわかりませんが……。まさか、男性バージョンも存在していたとは思ってもみませんでした。
とはいえ、男性も恋人に甘えたいときくらいありますよね。素直に甘えることができて、なんでも言い換える関係は、ぜひ見習いたいところです。
●その4:痴漢を撃退する彼女とそれをサポートする彼
「数々の痴漢撃退歴を持つ彼女。土木の仕事をしていて、足腰が鍛えられているのか。この前も『酔っ払いに絡まれた女の人を助けちゃった』と自慢げに語っていました。
そんな話を聞くたびに『仮にも女の子なんだからさ……。なにかあったらどうするの?』と注意するんですが、彼女はなんら聞く耳持たず。おかげで俺は、喧嘩して帰ってくる彼女を手当することしかできません……」(26歳/フリーター)
もはや、ファイターな彼女。男勝りな彼女を持つと、こういったこともあるのでしょうか。彼が心配するのも頷けます。
なんでも過去には、彼氏の痴漢も撃退したことがあるとのことで、それから完全に男女の立場が逆転してしまったんだとか。
しかし最近では、本来男性の分野である仕事を女性がしたり、女性分野の仕事を男性がしたり、と職種の幅も広がってきているので、そういった面で彼女をサポートしてあげていると思えば、まだ合点もいくかも。喧嘩が危険なのに変わりはありませんが……。
●その5:彼女が旦那で彼氏が嫁?
「同棲中の私たちは、基本的に家事担当は彼。仕事が不定期な私を気遣って、進んで料理をしてくれています。ですが、最近は彼に甘えっぱなし。いざアパートに帰れば、私のスーツを片づけてくれて、椅子に座ればおつまみとビールを出してくれる……。これじゃ私が旦那で、彼氏が嫁ですよね。
でも、私の仕事を尊重してくれて、彼もイクメンに向いていると思えば、結婚後の生活も安心です」(29歳/医療)
これは一般のカップルから見ても、羨ましいと感じる恋人関係ですね。彼女のいうように、どっちが旦那でどっちが嫁かわかりませんが(笑)家事ができる男性は素直にステキに思えます。
最近はイクメンブーム、政府もイクメンプロジェクトを施行している最中ですので、ここは彼ら&彼女たちをぜひ見本にして家族のあり方について考えてみたいですね。
男女逆転カップルは恋愛観のあり方について考えさせられる!
一般のカップルから見れば、「本当にそんな関係でいいの?」と思われることでも、本人同士が納得していれば男女の役割が逆転していたところで無問題。むしろ、お互いの男子力と女子力を補える関係としてベストパートナーのようです。
そんな男女逆転カップルの形は、いまの男女の恋愛観を見つめ直すいいきっかけになるかもしれません。
現在、付き合っている恋人がいる方々は各エピソードを参考にしながら、いま一度ふたりの関係性について考えてみてはいかがでしょうか。