「私が落ち込んでいるときに優しく声をかけてくれた既婚の彼。

もともといい噂のない人で過去に不倫していたことも知っていたけど、当時の私は仕事や家族のことがうまくいかずにストレスが溜まっていて、頼ってしまいました。

肉体関係を持ってから、やっぱりちらほら見える女性の影にうんざりしたけど、そのときはそれでも『私にはこの人しかいない』と思い込んでいましたね……。

別れたのは、私と会えない理由に次々と出てくる『親戚』に不審感を持ったから。

『母親の姉が』『弟の妻が』『県外のいとこが』とあらゆる人が出てきて、最初は不倫だから優先されないのは仕方ないと思っていましたが……。

私の誕生日に『昔会ったきりで行方不明になっていた親戚が見つかって』とデートの数時間前にLINEを送られてきたときは、さすがに頭にきて『いい加減にして』と返しました。

仕事や友人と違い親戚なら私が確認できないだろうと思っているのかもしれないけど、その“設定”はあまりにも雑だと感じて。

やっと目が覚めたというか、今までもこんな感じでその場しのぎを繰り返してきたのだろうなと思ったら我慢できなかったですね。

彼から返信はなく、誕生日なのに一人ぼっちで過ごす惨めさを感じながら、改めて『もう別れます』とメッセージを送りました。

日付が変わってから『わかった』とだけ返事があり、そのままLINEも電話もブロック、彼とは会っていません。

こんな馬鹿みたいな嘘をつかれる自分も悲しいし、不倫する男性の汚さには心底うんざりしています」(34歳/サービス業)

自分の都合よく不倫を楽しみたい人にありがちなのが、会えない理由に不倫相手が確認できない事情を持ち出すこと。

親戚など身内のことを言われたら、あやしいと思っても嘘か本当か知るのは難しいですよね。

それを逆手に取るとしても、「突飛すぎる状況」はかえって嘘くささが目立ちます。

言われる側の気持ちを想像できない人間とは、不倫でなくてもまともな関係は無理ですよね。