4: 自分がどうしたいかを決める
彼氏の振る舞いも重要ですが、一番大切なのは「自分はどうありたいのか」の本音です。
浮気した彼氏を許し、これからどんなふたりになりたいか、自分はどんな状態なら彼氏をまっすぐに愛せるのか、本心と向き合います。
彼氏が二度と別の女性に意識を向けないことが大前提ですが、それはあくまで彼氏の問題であり、極端にいえば自分ではどうすることもできません。
「今後私はどう付き合っていくか」しか決めることはできないので、「今までのように夜遅くに部屋に押しかけるのはやめよう」「これからはひとりで過ごす時間をもっと充実させよう」など、望む状態に向けての言動を考えます。
「私はこうしたい」がしっかりとあれば、彼氏の態度に振り回されずに自分の意思を持て、また彼氏の振る舞いも客観的に見る余裕が生まれます。
ふたりの関係は本来対等なものです。「謝罪があったのだから今すぐ許すべき」「非がある彼氏のほうが自分に合わせるべき」という考え方は、どちらかに窮屈さを押し付けるものです。
「愛情と信頼のある関係」がふたりの目的なら、それぞれが自分の気持ちに責任を持ち歩み寄る姿勢が必須。
一度大きく損なわれたものを元に戻し、さらに健全に育てていくためには、関係を相手任せにせずみずから努力する気持ちが、何よりも大切といえます。
*
浮気は、ふたりの間に大きな溝を作ります。
それを乗り越えたいと思う気持ちは一緒でも、傷ついた愛情と信頼をどう見るかでふたりのこれからが決まります。
自分の「こうありたい」と同時に、彼氏がこちらを尊重しているかどうかをまともに考える冷静さを、忘れたくないですね。