●その3:ほかの人と付き合えば、
俺の良さが分かるよ
「彼女が先月入社してきた男性社員のことをやたら褒めるので、年甲斐もなく嫉妬しちゃったんですよね。『彼の方がイケメン』とか、『彼の方が仕事できそう』とか……。
そのうち飽きるだろうと放っておいたんですが、あるとき彼女が仲良くその男性とランチしているのを見て、『アイツより俺の方が絶対いい男だ!』と高飛車になって言ったひと言がいけなかった。
『は?どういう意味?』と、完全に彼女に引かれちゃって、結局喧嘩別れです」(29歳/広告)
これは彼女側にも、少し非があるような気もします。彼の方がイケメン、彼の方が仕事できそう……。どちらも本心で言った言葉ではないと思いますが、そういったひと言が彼の不安を煽っちゃったんでしょうね。
彼のひと言もちょっと度を過ぎたかもしれませんが、相手を思いやれば「これを言うのはちょっとよそう……」と気を遣うはず。
たとえ恋人の言葉にムッとしたとしても、状況によってはグッと我慢する気持ちも大切です。
●その4:私はあなたのお母さんじゃない!
「同棲時のこと。彼ったら、全然家事を手伝ってくれなくて、食事も掃除も洗濯も、ぜんぶ私任せ。『家事得意なんだから、いいじゃん』と彼は言いますが、せめて労いの言葉をくれたっていいのに……。
おかげで先日、『私はあなたのお母さんじゃない!』とブチ切れちゃって。そのときの彼の不機嫌さと相成って、そのまま別れることになっちゃいました」(28歳/小売)
こちらも、ちょっと彼の言動に問題ありです。彼女のいうように、少しくらい家事を手伝ってくれても、と筆者も思いますが……。ましてや、やって当たり前の態度を取られてしまっては、家事をしている側にとってみれば納得がいきませんよね。
彼女のひと言が癪に障ったようですが、これに限っては正当な反応だと思いますが、みなさんはどう思うでしょうか?
●その5:定期的に決まって休める人はいいよね……
「彼女の仕事は土日休みなんですが、俺の仕事は不規則なのでデートする日がなかなか組めないんです。彼女には悪いなあ、といつも思っているんですけど……。
毎度のこと『今度の週末は、絶対にデートしようね!』と無理矢理誘われる彼女に、ついうんざりして『決まって休みがある人はいいよね……』と口を滑らしたのがいけなかった。うっかり、イライラして言っちゃったこのひと言で、残念ながら彼女とは別れることになりました」(30歳/福祉)
こういうことって、よくありそうですよね。一方は遊びたいのに、一歩は仕事で休むわけにはいかない……。どちらが悪いということはないので、こういう時は恋人だからこそ、相手を思いやる気持ちが大切です。
お互いに気遣える余裕があれば、喧嘩別れしなくて済む場合もあると思うので、極力感情的なひと言は避けるようにしましょう。
何気ないひと言が原因での喧嘩別れはもったいない!
各エピソードを振り返ってみると、恋人の言動に難ありもあれば、改善の余地があった体験談もちらほら見受けられます。
直してもらいたい相手の言動にはハッキリと言った方がいいですが、突発的なひと言が原因で喧嘩別れしてしまうケースはちょっともったいない。
すれ違いを防ぐためにも、恋人とちゃんと話し合う時間を設けた方がこれらの喧嘩別れを未然に防げるのではないでしょうか。