ダルカレーもライスもおかわり自由!

食事中、スタッフがダルカレーを注いでくれた。ライスもおかわりできるとのこと。

【ネワーダイニング】黙っていても、ダルカレーのおかわりを注ぎにきてくれる

じつは、この店には二度足を運んだ。撮影し忘れたカットがあり、再訪したのだ。その際も同じ料理「マトンタリセット」を頼んだ。

初回はスタッフがひとりしかおらず、厨房とホールを兼任していた。再訪時は、初回とは異なる、厨房スタッフとホールスタッフがいた。

初回のスタッフも再訪時のホールスタッフも親切で、日本語も達者で、対応がとてもよかった。

祖国を離れ、外国で飲食業に携わるために必要な処世術を身に着けたのか、もともと親切な人なのかどうかはつまびらかではない。

けれど、料理はもちろん、笑顔もおいしかった。初回も再訪時もダルカレーのおかわりを注いでくれた。

アチャールはインドレストランでも出てくるが、この店のアチャールはトマトのようだ。

【ネワーダイニング】アチャール。酸味があり、キムチのような味わいだった

やや酸味があり、箸休め(スプーンで食べたので、正確にはスプーン休め)にちょうどよかった。

この店の「モモ」には赤いソースが付いてきた

どうしても食べたかった料理がある。「モモ」だ。

【ネワーダイニング】これは「蒸しモモ」。揚げたモモや野菜のモモ、スープのモモもある

メニューには「ネパール風蒸し餃子」とあるが、包み方からするとほぼ小籠包。

ネパールは中国に隣接しているので、中国の食文化の影響を受けていると考えられる。

中国では小籠包をそのままか、生姜が入った酢醤油で食べるが、この店の「モモ」には赤いソースが付いてきた。

まずは何も付けずそのまま実食。齧った瞬間、スープがほとばしった。

小籠包もジューシーだが、モモはスパイスを使っているためスパイシーでなかなかうまい。

赤いソースはけっこう辛かった。辛いものは大好きだが、そのままがうまいと思った(個人的な意見です)。

この店のネパール料理は素朴で日本人でもおいしく食べられる。

しかもスタッフも素朴で丁寧でとても居心地がよかった。

紹介してくれたネパール人に感想を伝えたら、とても喜んでくれた。

【ネワーダイニング】このビルの地下1階でネパール料理を提供している

【ネワーダイニング】

住所:東京都新宿区百人町1-18-9 B1
TEL:03-6279-2727
営業時間:11時〜20時 無休

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。