仕事でもプライベートでも使える! デキる女性の上手な頼み方
人に頼むときは、伝え方を工夫することが大切です。同じ内容でも、伝え方が違うと、受ける側の心理がまったく違ってくるからです。
人に頼むのが下手な人は、相手の心に抵抗や反発心を生むような伝え方をしています。人に頼むのが上手な人は、相手が快くすんなり動ける伝え方をしています。
ここからは、本書第2章<うまい頼み方③>より、人に快く動いてもらえる「頼むスキル」についてお伝えします。
今回ご紹介するのは、比較的簡単に使えるスキルです。仕事だけでなくプライベートでも使えるので、ぜひ実践してみてください。
1: 「間接暗示」で伝える
人手が足りず部署のメンバーに残業してほしいとき、あなたはどう伝えますか?
「今日、残業してください」
このような伝え方をしているとしたら、相手の心に抵抗や反発心を抱かせてしまっている可能性が高いです。
このような伝え方を「直接命令」といいます。人になかなか思う通りに動いてもらえない人は、よくこの伝え方をしているのです。
では、どのように伝えればいいのでしょう?
「今日、残業することはできる?」
このように質問型に変えてみましょう。
こちらは強制的なニュアンスは一切なく、相手に「やるか? やらないか?」の選択権を預けています。相手の意思を尊重していることが伝わるので、抵抗や反発心が減ります。
このような質問型の頼み方を『間接暗示』といいます。
プライベートでの活用例
彼氏に電話してほしい旨を伝える場合に、
「今日、飲み会が終わったら電話して」→「今日、飲み会が終わったら電話することできる?」
このように質問型に変えるだけで印象が変化します。