「同じ職場の上司と付き合うようになって、みんなの憧れの人だったので、もう夢のようでした。

周囲には内緒にしていたので、会社でいちゃつくのはもちろんNGでした。

だから数少ない2人のときには、私のことをもっと好きになってもらいたくてとことん彼を優先してしまっていたんですよね。

彼は食にこだわりがあったからこそ、私は「何でもいい。好き嫌いないし、なんでもおいしい」と答えていました。

たとえそれが私の苦手な家系ラーメンやメンチカツなど、脂っこいものだとしても。

でも我慢が続くとストレスもたまってくるもので、同期に彼が上司ということは内緒で『彼氏の好きなものが脂っこくてキツイ』など愚痴っていたんです。

そしたらその話が彼の耳に入ってしまって……。

『無理してくれなくていい』と冷たく言われて、そこから食事の度にギクシャクするようになってしまい、結果お別れすることになりました」(29歳/営業)

今回の彼女には「こんな素敵な人と付き合えるなんて」という彼に対する劣等感があったのかもしれません。

だからこそ、無理をしてまで彼の好みに合わせてしまったのでしょう。

好みのものがまったく同じ恋人同士なんて、ほとんど存在しません。

相手の好みを受け入れることも大切ですが、お互いの好きなものを認め合うことのほうが大切なのでは。

無理してまで相手に合わせる関係は長続きしません。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。