――国外のアーティストですと、誰に一番影響を受けたんでしょうか。
団長:見た目だけで言ったらマリリンマンソンですね。だってあの人究極のヴィジュアル系だと思ってるんですよ。要はアートじゃないですかもうあの人って、存在が。人前に出る時に、自分をセルフプロデュースができる人が俺は「ヴィジュアル系」だと思うんで。
ルックス面じゃなくても、Faith No Moreのマイク・パットンみたいに、天才肌っていうか映画監督もできて、自分で作詞作曲歌できるエンターテイナーも好きですし。Slipknotのコリーみたいな人もやっぱカッコイイなと思ってます。
やっぱり、キャラクターとしてちゃんと自分がどういう人間かっていうことをわかりやすく表現できるボーカリストとかアーティストにすごく昔から惹かれるんですよね。
これまでいろんなアーティストの名前を出してきたと思うんですけど、俺はそれで良いと思うんですよね。いろんな人のエッセンスを混ぜて、自分のスタイルにしてしまえばいいんです。
俺はずっと自分の声がコンプレックスだったし、色々な物を求めるあまり器用貧乏になってしまったところもあって、「歌だけの個性ってなんですか?」と言われた時に自分ではわからなくて。特殊な声質をしてるわけでもないし、「面白くない声してるな」って思っていた時期があったんですけど、最近やっと自分の声が好きになりました。
――そう思うようになったのはなぜなんでしょうか。
団長:他人に付けてもらう自信ってあるじゃないですか? 手紙とかを読んで「声が素敵です」みたいなことが書いてあると、そういう風に言ってもらえて初めて気づくというか。ありがたいなと思います。自分は歌を上手く歌いたいというよりは、思っていることを人に伝えたいんですよね。
ボーカリストってバンドの玄関だと思うんですよね。入り口がしっかりしてないと、その家に入りたいとは思わないでしょうし。そこに関して俺は綺麗な門構えは立てることが出来ないけど、サルバドール・ダリの家ってあるじゃないですか? あの人の家って作りが奇抜で無茶苦茶なんですよ。一見入りづらいけど、目は引くじゃないですか。俺の自分の門構えってそういう感じだと思っていて、ウチのバンドはボーカルが白塗りだったりとかで、入り口は歪だと思うんですね。でも中に入ってみたら最新鋭のオール電化バリアフリーですからね!
バンドが成功したらボーカルのおかげだと思うし、転けてもボーカルのせいだと思います。そのくらいステージの上で責任のあるポジションなんですよ。
今ボーカルを志している人から、たまに「どうやったらMCで失敗しませんか」とか「緊張せずに歌えるようになりますか?」と聞かれるんですけど、どれだけ自分が人前で歌いたいか? という熱量さえあればそんな悩みはなくなるはずなんですよ。
もちろん技術的なことはありますけど、ボーカリストはどの楽器よりも精神論なので。お手本や正解が無いじゃないですか。ボイトレの先生ごとに言ってることも多種多様ですし。評価されてるボーカリストを見ればわかると思うんですけど、自分を持っているかどうかなんですよね。人前で歌を歌うってことは提示できる何かを持っていないと。あとバカじゃないと出来ないと思いますね(笑)。
もちろん礼儀がなってないとか仕事ができないという意味じゃなくて、頭のネジが1本2本はずれてないと。ボーカルを目指す人は、是非頭のネジを外してから挑んで欲しいと思いますね!
NoGoD リリース情報
2013年7月24日発売
『神髄 -FRONTIER-』
KICM-1462
¥1,680(税込)
発売 : KING RECORDS
2013年9月18日発売
『神髄 -THE POWER-』
KICM-1463
¥1,680(税込)
発売 : KING RECORDS
NoGoD ワンマンツアー情報
★チケット情報はコチラ [ https://j.mp/16yMaIA ]
「NoGoD ONE MAN TOUR-2013 AUTUMN-【 神髄 】 」
9月22日(日)OSAKA MUSE
9月23日(月.祝)OSAKA MUSE
9月28日(土)横浜BAYSIS
9月29日(日)町田THE PLAYHOUSE
10月5日(土)金沢AZ
10月6日(日)新潟GOLDEN PIGS RED
10月12日(土)仙台MACANA
10月14日(月.祝)HEAVEN'SROCK宇都宮VJ-2
10月19日(土)札幌KRAPS HALL
10月20日(日)札幌KRAPS HALL
11月1日(金)福岡DRUM Be-1
11月2日(土)熊本Be-9 V2
11月4日(月.祝)広島ナミキジャンクション
11月9日(土)名古屋M.I.D
11月10日(日)名古屋M.I.D
ツアーファイナル
12月2日(月)赤坂BLITZ