2: 実は相手を尊重できていない
大きな悩みや苦しみを抱えていると、ネガティブな感情が続くことに耐えられず身近な友人を頼って胸のうちを聞いてもらうことは、誰でもあると思います。
それが悪いのではなく、考えるべきなのは「相手はすぐに応えるのが当たり前ではない」という境界線で、「何とかして」「今すぐ楽にして」と迫るやり方は、自分の都合しか頭にありません。
親しい友人が悩んでいれば助けたいと思うのは自然なことですが、一方的に時間や気持ちを奪われるような圧力をかけられると、「しんどい」とも思いますよね。
ちゃんと応えたいと思っても、その気持ちが通じずに当人からの接触に付き合うだけになると、向けていた友情も親愛も薄れていきます。
相手にそんな負担をかけていると気がつかないから、事が終わる頃には相手の関心はすっかり冷めてしまい、以前より距離が開いたつながりが残るのですね。
安易に誰かを頼る・利用する人ほど、長期の人間関係を築くのが難しくなります。
それは、「尊重しているつもりでも実は相手の気持ちを無視している」ことが原因かもしれません。
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