相手に依存しない頼り方とは?

1: 相手の許容範囲をしっかり把握する

もし自分が親しい友人から相談事を持ちかけられたら、なるべく時間を作って聞いてあげたいと思いますよね。

解決のために力を尽くしたいと思うのは、自分が誰かを頼ったときの相手も同じです。

お互いに生活や行動のリズムは違っていて、割ける時間も対応するタイミングもそれぞれ思惑があるはず。

電話してもいいよと言われたら、何時間でも構わず付き合わせるのではなく、「長くなったけれど、大丈夫?」と相手の状態を気遣う姿勢がストレスを遠ざけます。

結果を知ってほしいときも、相手のアクションを期待すると落ち着かないので伝えるだけに留めるのが自分のため。

早急な返事を求めない気楽さがメッセージに見えると、相手も「よかったね」と返信がしやすく、改めて話を聞きたい気持ちが起こります。

自分の悩みや苦しみが大きくて助けてほしいと思っても、相手のキャパシティには限界があり、それを守った関わり方が居心地のいいつながりを維持します。

自分と相手には境界線があること、それを超えた「助けて」はネガティブな感情を呼ぶことを、忘れてはいけません。

2: 発散するだけの相談をしない

話を聞いてくれたら「ありがとう」と伝える、自分のミスが原因の悩みなら次はしないと反省する姿勢は、相手との信頼を強くします。

「この人、いつも同じ失敗を繰り返してはこちらに相談してくるな」と思われたら、最初は付き合えていてもしだいに「何を言ってもどうせまたやる」と話を聞くことも億劫になり、最後は対応する気も消えます。

誰かに自分のことを打ち明けるのは、同時に人間性も伝わるので、「この人の話にちゃんと向き合おう」と思ってもらうには相応の自分であることが必要です。

「何とかしたい」と本当に思う人は、聞いてくれた相手の言葉を真摯に受け止めて感謝し、その後は以前より良くなった自分で関わりを続けていく前向きさがあります。

相談した後に相手が離れていくと嘆く人は、相談が「言うだけ」になっていないか、その後の改善された自分をきちんと見せているかどうかを、考えたいですね。