寒くなってきて「鼻水がひどくなった」「鼻づまりで息苦しい」といった変化を感じている方はいませんか?

鼻づまりの原因といえば春の花粉症が代表的ですが、秋や冬にも鼻づまり症状は増えやすいです。今回は、寒い季節に起きる鼻づまりの原因と対処法をご紹介します。

1.寒い季節は鼻づまりが起こりやすい! その原因とは

寒くなってくると鼻づまりが起きるという方は、これから紹介する3つのアレルギーが原因になっているかもしれません。

1‐1.寒暖差アレルギー

寒暖差アレルギーという言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。これは、寒い屋外から暖房のきいた室内へうつることで、鼻の粘膜の血管がひらいて、「粘膜が腫れた」のと似たような状況になるために起こります。

温度差が大きいほど生じやすいので、体感温度の差が少なくなるよう、マフラーや手袋をすることや、あたたかい服装をすることなどを意識しましょう。

1‐2.ダニアレルギー

秋冬は、家の中のダニ量が1年で最も多い季節だとわかっています。夏の暑い時期に増えたダニの糞や死骸などがアレルギーの原因です。

寝具をクリーニングに出したり、床やカーペット、クッションの掃除をしっかりしたりするなどで、アレルゲンを取り除くようにしましょう。

1-3.  イネ科、キク科のアレルギー

イネ科やキク科の植物は、秋冬に花粉症(アレルギー性鼻炎)を引き起こします。春の花粉症と同じように、マスクや花粉症用のメガネをする、家に入る前にコートや洋服の花粉を払うなどの対策をしましょう。

ご自宅の庭に生えている雑草の一部がこれらの植物という可能性もあります。花が咲く前に除草することも大切です。