第3回公演「ODDLORE FREE LIVE -Under Test 03-」の模様【ODDLORE】
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「ももいろクローバーZ」や「ヒプノシスマイク –Division Rap Battle-」といった多岐に渡る音楽ジャンルアーティストが所属するキングレコード内レーベル、EVIL LINE RECORDSより今年2022年2月にデビューしたボーイズグループ、「ODDLORE」(オッドロア)。

ボーイズグループ群雄割拠の時代にデビューを飾ったODDLOREは、見た目、性格、家庭環境、学歴、出自、性など異なるコンプレックスを抱えた6人がスカウトによって集められ結成された新感覚のボーイズグループ。

全くの無名のボーイズグループながらデビュー曲である「Lucid Dream」のMusic VideoがYouTubeで公開されるやいなや約35万回再生を超えるなど、その異彩を放つ世界観は話題を呼んだ。

そんなODDLOREは、彼らの成長の軌跡をオーディエンスが体験することのできる定期有観客フリーライブ、「ODDLORE FREE LIVE -Under Test-」を9月から毎月開催中。今月12月24日(土)には第4回となる、「ODDLORE FREE LIVE -Under Test 04-」の開催を間近に控えている。

デビューから約10か月、ODDLOREの集大成となる第4回公演を前に、本稿では、11月26日(土)に開催された第3回公演「ODDLORE FREE LIVE -Under Test 03-」公演を終えたODDLOREメンバーの座談会の模様をお届けする。

9月の初ライブで会場満席を達成し、10月に第2回公演を順調にこなしたと思えたODDLOREだが、第2回公演終了後は様々な課題が残ったという。各々の課題に向き合いながら11月の第3回公演を終えた彼らの、ありのままの想いとは──。

公演回数を重ねる意味があるな、と感じた

──「-Under Test 03-」公演、皆さんお疲れ様でした。9月の第1回、10月の第2回、そして今回11月の公演でライブも3回目。終えてみて、どうでしたか?

RION:ぼくは前回の10月公演も自信もってやってやるぞ!という気持ちで臨みましたが、10月公演が終わったあと、先生やレーベルの方からは少々お叱りもあったりして…。

ODDLORE:RION

そんな中、今日3回目の公演をやってみて、観られることに対する不安とかミスったらどうしよう…とかではなく、「どこまで伝えられるだろう?どこまで没入できるだろう?」ということに意識が向いたので、自分的にはいい雰囲気でやり切ることができたと思います。

どこまでODDLOREの作品に、楽曲のMVを撮影した日に自分の気持ちが戻れるかを考えてステージに立ちました。

YUI:ぼくは、今回の公演に向けていろいろ練習に変化もつけたりして取り組んできたんですが、「入(はい)りが難しい」と9月の初回公演のときから思っていて…。

RION:入(はい)り?

RIKITO:サッカーみたいに言うなぁ。

RYUICHIRO:スイッチが入る、っていうこと?

YUI:冒頭の〝入り(はい)の気持ちの持って行き方〟。

やっぱリハとか練習だったら一発目からいい時のテンション感に行けるんだけど、自分の中で準備をすればするほど自分の中で入りが難しくなっているのを感じていて。後半になれば上がってくるんですけど…。なんか、あんまりいいコメントじゃなくってすみません。(笑)

ODDLORE:YUI

──テンションの持って行き方に、自分の中でしっくりこない点がある、と…。

YUI:そうですね、なんかめっちゃ難しくて。

RION:何かがよぎってるってこと?

YUI:普段だったら考えないことも考えちゃうかも。

──例えば、今日の公演では?

YUI:いまこの振り付けをやってるけど、仮に体重移動を間違えてしまったら、次の振付はどうなっちゃうんだろう、とか。細かいことを考えちゃうんですよね、転んじゃったらどうしようとか。

そういうのが公演の前半は特に多いです。それを直していきたいなとは思ってます。

──ライブに真摯な姿勢で向き合えば向き合うほど、そしてライブという「生モノ」ならではの葛藤なのかも。RIKITOはどうですか?

RIKITO:9月の1回目はライブ自体が初めてだったからとにかく何も考えずに全力でやろうという風にやって。そしたら、1回目にしてはすごくよかったねと言われたんです。

でもとにかく全力だったから、いいと言われたところも、自分ではあんまり終わったあとに覚えてないことも多かった。そしてさっきRIONからもあったとおり10月の2回目公演の終演後にちょっと細かい指摘というかスパイスをもらい…。

ODDLORE:RIKITO

今日11月の3回目公演を終えたときに、先月にそのスパイスがあった分、良くも悪くも「ここ指摘されたとこだ」とか、「ここはクリアできた、ここはできなかった」と、必死にステージやりながらも、やりながら考えることができました。

〝指摘されたことをなおしていこう〟ということにステージに立ちながら一喜一憂してしまったっていうのはあるけれど、何も考えずにやるよりも求められていることを考えながらステージに立つ余裕ができたんじゃないか、って。お客さんに対しても顔をあわせたりアクションできる回数も増やせました。

それはよく言ったら冷静で余裕のある自分でありながら、悪く言ったら、パフォーマンスに入り切れてないっていうか、もっとエネルギッシュに泥臭くできたんじゃないか…とも思いました。

総合的には、何も考えないよりも気にしながら公演をこなせたことはおそらくプラスだったし、ほかのみんなもそうだったと思う。公演回数を重ねる意味があるな、と感じました。

──「3回目」だからこその自己分析ですね。まさに、ODDLOREの成長の軌跡を見せていくということが趣旨になっている、-Under Test-公演らしさなのかと。続いて、JOSHはどうでしょうか?

JOSH:ぼくは今回の3回目で、自分で「変わったな」ってところがありまして。

RION:髪型?

JOSH:いや、髪型じゃない。(笑)

何週間か前に、RYUICHIROの友だちのバンドのライブに招待してもらいまして、ぼくはバンドのライブを初めて観たんですよね。実際にパフォーマンスしているバンドを観たときに、なんか〝気楽〟っていうか、ライブってあんまりかしこまらなくっていいんだなってことがわかって。

ODDLORE:JOSH

今までぼくライブするときって、振付は間違えたらダメ!とか、言われたことをしっかりやらなくちゃとか、仕事のような感覚に近かったかもしれないんですけど。いい意味で適当なところがあってもいいんだなっていうのがわかったんです。

ダンスだったら適当に振付を変えてもいいし、お客さんと目があったらリアクションしてもいいし…みたいな。気が抜けるというか、今まで考えていた自分の中での縛りが減って、フレッシュな状況で今回パフォーマンスできたと思います。