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Avex EntertainmentのWARP-Syndicateで、新プロジェクト「WARPs DIG」が進行中だ。
WARP-Syndicate 、通称WARPsは「Wind Assemble Radical People-Syndicate」=「革新的な風を創造できる集団」という意味だ。カテゴリーや枠組みを越え、才能が輝く新たな世界や価値観を作り出すことを目的としている。
現在活躍中の日中混合ボーイズコレクティブWARPs UPはWARPsの第一弾アーティストである。
新プロジェクト「WARPs DIG」にはWARPsにおける次世代の才能のトレーニング機関「WARPs ROOTS」のメンバーたちが参加している。メンバーがいくつかのチームに分かれ、ダンス、ラップ、ボーカルなど、シーズンごとに4つのテーマのもとで戦い、優勝を目指す。パフォーマンスや技術だけではない、人間力や精神力を高める仕掛けもあり、それは審査員票やオーディエンス票にも影響する。そんな4つのエピソードを経て、1年後にメジャーデビューメンバーが決定するのだ。
4月から6月に行われたシーズン1のテーマはダンス。現在はシーズン2に突入、新たな戦いが始まっている。
本記事では、9月13日に渋谷O-WESTで行われた「WARPs ROOTS LIVE #3」の模様をレポートするほか、メンバーへのインタビューなど、WARPs ROOTSの魅力に迫る。
18人の個性がたっぷりと発揮される
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会場となったO-WESTは2階席まで満席。
オープニング映像が流れたあと、REIA、KURODA TSUBASA、KAITO、RYUSHIN、SEIYAによる『Wake up』でライブはスタート。WARPs ROOTSは総勢18名なので、全員でのパフォーマンスかと思ってしまうが、チームそれぞれで披露していく。
TAKERU、KURODA TSUBASA、NITTA SOMA、IIZUKA SOUMA、TOMOKI、MASAYAによる『Chase me』、KOSUKE、RYUSHIN、SEIYA、SHIBUTANI YUGA、TOMOKIによる『Showtime』と一気に3曲を駆け抜ける。タイプの異なる楽曲で魅せるのはもちろんのこと、メンバーそれぞれのパワーあるダンスは一瞬で心を掴まれてしまう。観客との距離の縮め方も巧みで、3曲を終えたところで会場の熱はしっかりと高まっていた。
MCはメンバーそれぞれが2人1組で登場。最初のMCを担ったのはKAITOとREIA。WARPs ROOTSはこれまで、2回ライブを行っているが、新メンバーが加わったことでそれぞれの楽曲をパフォーマンスするチーム編成が変わっている、と明かし、これまで来てくれていた人にも変化が感じられたのではないか、とKAITOとREIA。ちなみに、2人が一緒にMCをするのは3回目だそうで、息の合ったやりとりを見せ、しっかりと会場を盛り上げていた。
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MCに続いて行われたのがメンバーの自己紹介。……なのだが、ただ名前を言うだけのものとは違い、今回は初の試みとしてサイファー形式で行われた。個性を発揮するには最適の方式かもしれない。クォリティが高いだけではなく、迫力あるダンスで観客を魅了した。
ダンスパフォーマンスはさらに続く。ここからはWARPs UPカバーダンスをメドレーで披露。
TAKERU、RYOTA、MASAYA、RYUSHIN、SHIBUTANI YUGA、NITTA SOMA、MIZUKIが『POWER_信』を、TAKERU、REIA、MASAYA、RYUSHIN、SHIBUTANI YUGA、KOUSUKE、SANO YUGA、NAGATOが『SUPERNOVA』を、ラストはTAKERU、NITTA SOMA、KAITO、SEIYA、MIZUKIが『Hali Gali』で締めた。曲ごとに目まぐるしくメンバーが入れ替わっていくが、息をつかせぬスピード感で圧倒していく。少しでも目を離したら、最高にかっこいい瞬間を見逃してしまうのではないかという気分にさせられる。
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続くMCではWARPs ROOTS最年長NAGATOと今回が初のライブ参加となるISOZAKI TSUBASAが登場。NAGATOに促されて、TSUBASAは「肌が白いです。今月(9月)誕生日です!」と自己紹介。2人の年齢が8歳差ということで、NAGATOは「学校でもかぶらないような年齢の人たちと一緒にやるというのはなかなかないこと」としみじみした様子を見せた。
そして、2人の紹介で始まったのはこちらも初の試みとなるメンバープロデュース企画。
まずはBIG BANGの『LOSER』をNAGATO、TSUBASA、RYUSHIN、YUGA、IIZUKA SOUMAが歌カバー。自分たちがこの中でどのように生き残っていくか、どうやってデビューを勝ち取るか、そういったWARPs ROOTSの葛藤と通ずる部分があり、この曲を選んだという。圧倒的なダンスパフォーマンスの印象が強いが、しっとりとした歌声を披露した。
さらに、ダンスカバーはメンバーが2人1組ずつでパフォーマンス。MASAYAとSHIBUTANI YUGAでJa Mezz「Pink is the new black」、SEIYAとSOMAで「Just Friends / L-like remix」、TAKERUとTSUBASAで「I see / Dem Jointz」を。それぞれの個性はもちろんのこと、2人でのパフォーマンスということで、互いの良さをより深く引き出すものとなっていたのではないだろうか。
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ダンスパフォーマンスはこれだけに留まらない。KOSUKEとIIZUKA SOUMAがMCでダンスバトルが展開された。こちらも新しいコンテンツとなる。
アクロバティックなREIとSANO YUGAの対決、スキルフルなTAKERUとRYOTAの2戦が行われ、会場は大盛り上がり。ほかのメンバーがそれぞれのセコンドとして登場し、火花を散らす場面も。会場の拍手の大きさによって勝利が決まる。それぞれ、YUGAとTAKERUが勝者となったが、勝敗の行方もさることながらエンターテイメント性の高いステージでオーディエンスを沸かせた。
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ラストのMCを務めたのはTOMOKIとMIZUKI。WARPs ROOTS内でもおなじみのコンビだそうで、2人が今回MCを担当することが決まり、他のメンバーが大盛り上がりになったという。そんな2人だからこそなのか、意外な一面を明かしたり、コミカルなやりとりで会場の笑いを誘った。
そしてライブは終盤へ。TAKERU、REIA、KAITO、IIZUKA SOUMA、MASAYAで『Skyline』、RYOTA、KAITO、SHIBUTANI YUGA、MIZUKI、SANO YUGAで『Out of Control』を。ラストはTAKERU、NAGATO、ISOZAKI TSUBASA、SEIYA、SHIBUTANI YUGA、MIZUKI、NITTA SOMA、KURODA TSUBASAで『ROOTS』を。最後は18人全員がステージに集合し、パワフルなステージを魅せた。
18人そろって、会場もスケールアップして行われたライブ。さまざまなコンテンツも追加され、ますますこれからの展開に期待が高まるものとなったはずだ。