バトル型オーディション番組「WARPs DIG」から、1年間に及ぶ4つのエピソードを経て、この度ついにメジャーデビューメンバーが決定した。長い戦いの末に最後までステージに立つことになったメンバーとは。
本記事では、有観客スタイルで行われた最終パフォーマンスの模様、そしてメジャーデビューが決定したメンバーにインタビューを行った。
緊迫と涙のデビューメンバー発表
4月。都内某所にて行われた最終パフォーマンス。
収録がスタートする前に、まずはステージ上に12名が立ち、集まってくれた観客に向けて意気込みを語った。その表情には緊張と闘志が感じられる。
客席にはSeason3で脱落したメンバーらの姿もあり 、戦いの結末を見守った。
今回はライブと同じ形式でパフォーマンスを披露し、それが審査の対象となる。まずはチームをREDとBLUEに分けた6on6。
最初にパフォーマンスを行ったのはTeam RED(REIA、TOMOKI、SEIYA、SOUMA、TSUBASA、MASAYA)。
披露した楽曲は『WAKE UP』だ。赤の照明の中、板付きでスタート。鋭さと、時には肩の力が抜けた余裕を感じさせるパフォーマンスで魅了。
続くTEAM BLUE(RYOTA、MIZUKI、KAITO、TAKERU、YUGA、RYUSHIN)。
披露したのは『Out of Control』。REDが板付きのスタートだったのに対し、BLUEは曲と共にステージサイドから登場。そのままの勢いで躍動感あるステージを魅せた。
WARPs ROOTSとしてこれまでにパフォーマンスしてきた楽曲だが、また違う見せ方でそれぞれのグループの魅力をアピールした。
インターバルを置いて、ファンに向けてのパフォーマンスとなるサイファーへ。
BLUEとREDのチーム編成はそのままに、ステージ上で対峙する2チーム。審査に関係がないとは言え、ここで手を抜く彼らではない。
気合い十分、だが、互いに煽り合う様子さえもどこか楽し気だ。時に鋭く、時にユーモアたっぷりに。
さらに途中、RYOTAが自分が着ていたTシャツを破り、会場を驚かせる場面もあり、観客を盛り上げた。
そして、いよいよ12人で最後のステージとなる『TO THE TOP』へ。
歌割り、振り付け、構成の全てをメンバーが考えた曲だ。パフォーマンス前には12人で円陣を組む姿も。
メンバー決定に向けて、本当に、ラストのパフォーマンスにはそれぞれ、さまざまな思いが去来したのかもしれない。
メンバーの表情には、言葉にしがたい感情が時折覗いているようにも見受けられた。噛み締めるように、しかし、全力を出し切って。観客もまた、固唾をのんでそのステージを見守った。