「企業型確定拠出年金」は勤務先を通じて加入するため、入ったことすら忘れてしまっているケースも多いです。

マッチング拠出やiDeCo併用など、従業員が選択する必要があるため、今回は企業型に焦点を絞りお伝えします。

「企業型確定拠出年金」とそのメリットとは?

確定拠出年金には2種類あります。

iDeCo(イデコ)と馴染みのある名称のものは個人型、勤務先を経由して加入する制度は企業型と呼ばれています。

確定拠出年金は税金の軽減効果があり、令和4年3月時点では、個人型確定拠出年金の加入者が239万人に対して、企業型の加入者は782万人といわれています。

では税金の軽減効果以外に、企業型確定拠出年金のメリットにはどういったものがあるのでしょうか。

口座管理料がかからない

iDeCoは加入時の手数料や口座管理料が発生しますが、企業型のケースだと勤務先が口座管理料を負担するケースが大半です。

口座管理料は毎月発生するため、企業型はとても優遇されています。

iDeCoに比べて、企業型の方が毎月の掛金額の上限が大きい

企業年金のない会社員のケースで比較すると、個人型の場合は最大でも上限額が23000円に比べて、企業型は毎月の掛金の上限が月額55000円です。