3. 二重あごを改善する生活習慣のポイント
二重あごを改善するために、日常生活で意識したいポイントを解説します。
3‐1.スマホは正しい姿勢で見る
スマホを見るときは前のめりにならず、背筋を伸ばして画面を目の高さに持ち上げるようにしましょう。座ってスマホを見る場合には深く腰掛けて、骨盤を立てた姿勢を意識します。
また、スマホは長時間ずっと見続けるのではなく、こまめに休憩をはさみましょう。休憩中に伸びやストレッチをすると、血流をよくするのに効果的です。
3‐2. 咀嚼回数を増やす
食べものをしっかり噛んで食べると、あごの筋肉が鍛えられ、二重あご解消につながります。あまり噛まずに飲み込んだり、早食いをしたりしていると、あごの筋肉を鍛えることができないので要注意。
さらに、何度も噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。フェイスラインをすっきりさせて二重あごを防ぐために、食事のときは意識的に咀嚼回数を増やしましょう。
3‐3. 顔のむくみ改善には漢方も有効
二重あごやフェイスラインの崩れなどの顔のむくみが気になる人は、漢方薬もチェックしてみてはいかがでしょうか。
静脈やリンパ管の流れが悪くなると、水分や老廃物が皮膚の下で滞った状態になり、むくみが起こります。
漢方薬は、水分の循環をよくして老廃物や塩分を排出し、むくみを根本から改善します。余分な水分だけを排出するため、からだに必要な水分まで取り除いてしまうという心配がありません。
さらに、水分の巡りが改善されると、肌や爪にまで潤いを与えられるので、その点もメリットです。
「顔のむくみは気になるけれど、毎日忙しくて表情筋トレーニングなどをこまめに行うのは大変……」という人でも、漢方薬なら続けて服用するだけなので、無理なく継続できるでしょう。
顔のむくみでお悩みの人におすすめの漢方薬
防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
色白で疲れやすく、水太りしやすく、汗をかきやすい傾向のある人のむくみなどに用いられます。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
比較的体力が乏しく、冷え症で貧血や月経トラブル、疲労感などのある人のむくみなどに用いられます。
漢方薬を選ぶときに重要なのは、自分の症状や体質に適したものを選ぶこと。合わないものを選ぶと、十分に効果が得られず、場合によっては副作用が生じることもあるため十分な注意が必要です。
さまざまな漢方薬のなかから自分にぴったりの漢方薬を見つけるには、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスを利用するのがおすすめです。漢方薬に精通した薬剤師が、あなたに合った漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
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毎日なにげなく見ているスマホが、二重あごの原因になってしまう場合もあるので要注意。
スマホを見るときに正しい姿勢をキープしたり、食べるときにしっかり噛んであごの筋肉を鍛えたりすると、二重あごを防ぐことにつながります。表情筋トレーニングも、ぜひ取り入れてみてくださいね。
顔のむくみでお悩みの人は、漢方薬で根本的にケアしていくのもいいでしょう。漢方薬を選ぶときには、薬剤師などの専門家に相談するのがおすすめです。
気になる二重あごの悩みを解消して、フェイスラインも気分もすっきり明るく保ちましょう!
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。