「いい年して」
「いい年して、そんなことも分からないの」「いい年して、まだ○○なんかしてるの」のように、頭に「いい年して~」をつけて話すと、ずいぶん偉そうですよね。
本当にいい大人になったら、「いい年して」なんて言葉は使わないものなのでしょうね。
もっとキツイのが「いい年こいて」という言い方で、もはやただの悪口でしかないので、自分の語彙から永久に消し去ってしまえたらと思います。
しかし、分かっていても、だいたいにおいては女性のほうが精神年齢は上。男性の言動を見ていると、正直「大きななりして何をやってるんだろう……」と言いたくなるシーンは多々あります。
そういう時は、とっさに頭に浮かんでしまった「いい年して」という言葉に続けて、「そういう彼も可愛いなぁ」を追加ワードとして入れてみて。
女性の中では、「可愛い」は愛です。内心「可愛いなぁ」と思っていれば、優しい視線を送ることができます。
ただし、内心にとどめてください。実際に「可愛い」と声に出してしまうと、これはこれで彼のプライドを傷つける恐れのある、危険ワードなので。
棒読みで「すごいね」
男性はなんだかんだ言ってもおだてに弱く、女性から「すごいね!」と賛辞を浴びせられることに弱い……はず!?
ところが、相手のいいところをたくさんピックアップして、笑顔で「○○さんって、すごいね」とほめているのに、彼との距離が縮まるどころか広がってしまうことも。
それは、「すごいね」の言い方が静かすぎて、熱っぽさが足りていないのかもしれません。
実は、ただ穏やかに笑って「へえ、すごいね」と言っているだけだと、相手を下に見ている時の態度と少し似た印象を生み出してしまう場合があるのです。
せっかく笑顔を心がけてほめ言葉を送り続けたにもかかわらず、「こいつ、いつも俺を笑って見てるよな。上から目線か……」と受け取られると、だいぶ厄介です。
基本、「すごいね」は男性のプライドを満たす言葉ですが、単調な言い方は改良する余地があります。
棒読みっぽくならないよう「すっごいね!」とリズムをつけてみるとか。テンション高めに話すのが苦手なら、ひとり言っぽく、そっと「本当にすごいな……」とつぶやくという小技も。
男女間のコミュニケーションでは、少しは演技も必要です。表情や口調に変化をつけて、軽い尊敬の色をにじませましょう。
まとめ
思い当たるフシのある人は、直してみてください。普段口ぐせみたいに使ってきた人ほど、そこを修正すれば雰囲気ががらりと変わります!
男性のプライドを傷つけるような言葉を断てば、何か気の利いた冗談を言うよりもずっと、相手の気持ちを引き寄せることができますよ。参考になれば幸いです。