「空気が読めないというか、相手が気にしていることでも平気で口にする友人には、たまにものすごく辟易するときがありました。
『そういうの、人前で言わないほうがいいよ』と指摘すると『本当のことを言って何が悪いの?』と逆ギレみたいに怒るし、周りも腫れ物を扱うみたいな雰囲気になることもあって。
本人はそんなみんなを見て『大事にされている』と思うのか、『私は愛想があるから慕われる』と言うのでびっくりでしたね……。
趣味の集まりで知り合った人なのでどうしてもグループで会う機会が多く、距離を取るけどみんなでご飯を食べに行ったときなど『このお店、前に食中毒出していなかった?』と着いてから言う姿にうんざりしたり。
先日は私に『○○さんについて教えて』とメンバーの情報を聞いてきたので、『他人のプライバシーを勝手に言えない』と断ったら『気にしすぎ』『たいしたことじゃないのに』と文句を言われ、思い切って『私には私の価値観があるから』と返したら黙りました。
それ以来向こうのほうから距離を置いてくれたのでほっとしましたが、自分のスタンスを示すのはむやみに関わらせないために有効だなと思います。
友人であっても信用できない人とは仲良くなれないし、それよりほかの友人との信頼を落とすほうが私は怖いですね」(28歳/セールス)
価値観や考え方は人それぞれですが、こちらの要望に沿わないことを責めるような人は、他人を尊重する気がないといえます。
このケースの場合、請われるままに他人の情報を渡してしまえば今度は自分が責めを負う側になりますよね。
断るのは自分のためであり、それが理解できない人とは潔く距離を置くのが衝突を防ぐやり方です。