はじめは好きで付き合った者同士でも、次第に付き合いが長くなると、相手のイヤな面ばかり目につくようになりますよね。たとえば、相手のちょっとした仕草やクセ、言動がいちいち鼻についてしまって「どうして、私。こんな人のことが好きになったんだろう……」と、本来の相手の良さを見失ってしまうこともしばしばです。

「俺がいまカノと付き合っていて辟易したのは、相手に女の意識がまるで感じられなくなったときですね」そう不満げに話すのは、付き合って3年の彼女を持つ筆者の知人男性M(27歳)です。俗に「恋は3年で冷める」といいますが、これはPEA(フェニルエチルアミン)という脳内ホルモンが関係しているからというのは、おそらく誰かしら一度は耳にしたことがあるはず。

なんでもPEAは恋愛をし始めたころに分泌され、胸を高鳴らせたり、いわゆる恋煩いな状態を引き起こす原因にもなるのだとか。しかし、このPEAは相手と長く付き合っていると徐々に分泌量は減少していき、結果的に「好き」という気持ちを冷めさせてしまう由来ともいわれています。さらに、その脳内ホルモンが分泌する期間はおよそ3年とも……。
 

「俺の彼女も、付き合い出したころはそんなことなかったんですけど。だんだんと、俺と付き合うことに慣れてきちゃったんでしょうね。

デートの待ち合わせにも平気で遅れてくるし、メイクや服装もスッピン、普段着当たり前。それだけ、相手に気を許しているってことなんでしょうが……。いくら付き合いが長いとはいえ、だらしない女性はちょっとイヤですね」(Mさん)